ペットへの思いをつづろう 優しい気持ちが「ギフト」になる

齋藤圭子さんの投稿写真。タンポポちゃん、ママの頑張りを見ていてね。
齋藤圭子さんの投稿写真。タンポポちゃん、ママの頑張りを見ていてね。

 公益社団法人アニマル・ドネーション(アニドネ)代表理事の西平衣里です。連載9回目は、先日このsippoの記事でも紹介されたアニドネの「STORY with PET」企画に投稿された飼い主さんたちの思いがとても素敵なので、ペットを愛する方々に知ってほしく、この連載でもご紹介いたします。

(末尾に写真特集があります)

STORY with PET」は、大切なペットへの思いや思い出、感謝をつづることで、救われる犬猫たちが増えるという企画です。今一緒に暮らすペットでも、天国にいるペットのことでも構いません。ペットと暮らした方なら必ず心にあると思われるちょっとしたSTORY。そのお話に素敵な写真を添えて投稿してもらっています。その思いは1投稿1000円という寄付になって保護犬猫たちを救う企画なのです。

「ペットへの思いで、犬や猫を救いたい」

 動物が大好きなスタッフが集うアニドネ。スタッフミーティングで出てきたアイデアがありました。「ペット好きな方が幸せなキモチになりながら、寄付につながる企画ができないか?」通常のアニドネサイトは、寄付を目的にアニドネに来訪してくださいます。とてもありがたいことです。

 ただ、問題意識を持っていて、なおかつ定期的に寄付をする方は現在日本にいる1800万頭のペットと暮らす方の中でもごく一部の方々。動物を愛する方はもっといて、そんな方に実は恵まれない犬猫達の存在も知ってほしい、できるならばそんな飼い主さんたちのペットたちへの思いで犬猫たちを救うことはできないか、そう考えたのです。

 絵本作家のハンス・ウィルヘルムの名作『ずーっと ずっと だいすきだよ』のような優しいキモチを持てる世界観で、そして公益社団法人であるアニドネらしく世の中に役立つようなギフト企画をイメージしました。

 そして誕生したのが期間限定企画の「STORY with PET」。今回は1投稿につき1000円をアニドネからの寄付として、現在支援をしている16の動物関連の団体へお届けすることにしました。

愛と感謝があふれる涙腺崩壊サイト!?

 アニドネスタッフ一同「どんな方がどんな内容を投稿してくれるのか」と皆ドキドキでした。

 実は、スタート時はサーバーが落ちそうなるくらいアクセスが増えうまく投稿できなかった、というお声もいただきました。すみません、ご迷惑をおかけしました。今は改善されています。

 投稿されるたび、担当スタッフは随時目を通しています。そして、毎回涙腺が緩みます。企画時点で、恥ずかしげもなく思いっきり思いをつづってほしい、というキモチがありました。まさに、その思いを表現してくれている方々ばかりで、本当にうれしいのです。ペットってなんて人の心をつかむのだろう、そしてお世話しているのは人間なのだけれど、得るものが大きいのは実は人間では、と思えるSTORYばかりなのです。

 投稿をいくつかをご紹介しますね。

もうすぐ10歳のルルへ(Keikoさんの投稿から抜粋)

 今まで大きな病気もせずに、元気でご飯も残さず食べてくれてありがとう。いつもお留守番ありがとう。毎日可愛いしぐさでお迎えありがとう。ルルには感謝しかないのだけど、10歳を目前に最近ちょくちょく体調を崩すようになって、頭ではわかっているけど気持ちが追い付いていかないのです。どうかお願い、もっとゆっくりゆっくり歳をとってね。これからはシニアの楽しみ見つけよう。そして可能な限り一緒にいようね。

keikoさんの投稿写真。たまらない笑顔のルルちゃん。
keikoさんの投稿写真。たまらない笑顔のルルちゃん。

優しいお母さん(しろさんの投稿から抜粋)

 引っ越した先の家の庭にいた痩せ細った猫、りりぃ。そのおなかには新しい命が。うちの庭ではない、恐らく生活の拠点にしていた場所で出産し、タイミングを見計らって無事に全員一緒に保護。子猫4匹のうち2匹は優しい里親さんのもとへ。あとの2匹とりりぃママは我が家の一員となりました。

 りりぃママは人間不信が強く、近寄ることすらできないまま2年の年月が過ぎ、やっと触れるようになりました。今やなでて欲しい時は自分からアピールしてきます。子供に対する愛情の深さに驚き、懸命に子育てする姿に何度も感動をもらいました。これからもずっと我が家でのんびり過ごそうね!

しろさんの投稿写真。野良猫たちを助ける活動をしている団体にも寄付が届けられます。
しろさんの投稿写真。野良猫たちを助ける活動をしている団体にも寄付が届けられます。

ずっと親子で一緒に(ちかさんの投稿から抜粋)

 福が生後1カ月の頃保健所に親子で入れられていました。写真を見て、福を迎える事にしました。まだ福が親と引き離す時期ではない為、母親の梅子もしばらく預かる事になりました。2週間後、梅子は里親さんが見つかり、行く事になりましたが、途中で逃げてしまったと連絡が入り、探しに行きました。

 捕まえようとすると逃げるし車にも乗ってくれないけれど、私の後をついてくるので、15キロ歩いて家まで帰りました。家の近所までくると走って家に入りました。梅子と福は離したらあかんと、周りからの後押しもあり、2匹一緒に引き取る事に決めました。

 一人で2匹は無理だろうと思ってましたが、今はホントに良かったです。梅子は別の保護した子犬にもおっぱいをあげてくれたり、本当に優しい子です。福は愛情たっぷり受けてワガママな息子に成長しました笑 そして、私は梅子と福がいてくれて、本当に幸せをかみしめてます。

ちかさんの投稿写真。強い絆。犬って精神性が高い動物だとつくづく思います。
ちかさんの投稿写真。強い絆。犬って精神性が高い動物だとつくづく思います。

天国で待っててね(森崎徹子さんの投稿から抜粋)

  金魚の餌を買いに行ったペットショップにいたその子は、何かに怯えながら、じっと私と母を見上げた。しっぽを振ることもなく、値段も他の犬の8分の1で、飼い手がつかないから、値下げをしながら飼い主を待っているという。何度も犬を飼っていた我が家は、犬を飼うということが大変と理解はしていたが、母が私に、家族として受け入れたいと言った。私も同じ気持ちだったのでそのまま連れて帰ることになった。手の中で震える、希望がない目をしたその犬幸せにしたいって思った。

  家につくと、角をみつけてはそこでガタガタ震える、その子にプルートと名前をつけた。ぷーって呼んでみた。ペットショップでは噛まなかったのに、触ると血がでるほど噛む。ずっと牙をむけてグルグルと唸っている。

 それでも毎日名前を呼んで、いろんなとこへ連れて行くと1カ月ぐらいで私と母だけは噛まなくなって端には行かなくなった。私達の側で仰向けになって爆睡するようにもなった。寝る時も、テレビを見る時もずっとぴったりひっついてきた。

 ぷーが家に来て14年後、結婚した私は家を出た。ぷーの毛並みが一気に老け込んでしまった。私はまた家に戻ってきた。徐々に大きくなる私のお腹にぷーはぴったり耳をつけるのが日課になった。赤ちゃんを連れて帰るとベッドから離れないぷー。老け込んでいたぷーが若返って、またぷーが走り回る日々。

 ぷーが17歳を迎えた、その翌月のある日。 昼間、ずっと息子のそばから離れない。いつもは適当に遊んでは自分のベッドに行くのに。 その夜、息子が寝静まって数時間後、息子から離れたら、急にゼーゼーとしだしたぷー。

 病院からも、心臓を指摘されていたし、年齢もあったので、いろいろ覚悟はしていたが、急にそのタイミングがきた。私と母は何度も名前を呼びながら身体をさすった。そして、ぷーは天国へ向かった。ぷーに聞きたい。我が家に来て良かった?

森崎徹子さんの投稿写真。天国のぷーちゃんは、もちろん幸せだったことでしょう
森崎徹子さんの投稿写真。天国のぷーちゃんは、もちろん幸せだったことでしょう

ペットとの思い出や感謝 投稿募集は4月26日まで

 どうでしたか? sippoを愛読されている方々なら、共感できた内容も多かったと思います。この記事が掲載されるころには、250投稿は超えているでしょうか。ですが、目標は500投稿(寄付額として50万円)なので、まだまだ素敵なSTORYを募集しています。期間は4月26日までです。ぜひご協力ください。

 特別な話でなくても大丈夫です。出会った日のこと、どきどきしながら行った初めての犬連れ旅行、我が愛猫の素敵なしぐさ、今この瞬間そっと寄り添うペットの優しさなど…

 みなさまの投稿を、アニドネ担当スタッフは心待ちにしています。本当はもっとご紹介したい素敵なSTORYがありますが、それはサイトへきてじっくりお読みくださいね。お手元にハンカチをご準備して。

西平衣里
(株)リクルートの結婚情報誌「ゼクシィ」の創刊メンバー、クリエイティブディレクターとして携わる。14年の勤務後、ヘアサロン経営を経て、アニマル・ドネーションを設立。寄付サイト運営を自身の生きた証としての社会貢献と位置づけ、日本が動物にとって真に優しい国になるよう活動中。「犬と」ワタシの生活がもっと楽しくなるセレクトショップ「INUTO」プロデユーサー。アニマル・ドネーション:http://www.animaldonation.org。INUTO:http://inuto.jp

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この特集について
犬や猫のために出来ること
動物福祉の団体を支援する寄付サイト「アニマル・ドネーション」の代表・西平衣里さんが、犬や猫の保護活動について紹介します。
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