ペットと一緒に避難はできる?ケージは必要? 15歳の愛犬モカの防災準備
災害などのもしもの時、「15歳の愛犬モカと避難できるだろうか」。その不安を払拭(ふっしょく)すべく、防災準備をしてみました。前回の避難時の持ち物に続き、今回は避難場所を調べてみます。みなさんも一緒に、チェックしてみてくださいね。
避難場所はペット同伴可?
老犬と避難する上でいちばん気になっていたこと、それは「避難場所に犬が入れるかどうか」でした。
“災害が起こった時に飼い主はペットと同行避難することが基本”とは言われていますが、私の住むエリアの避難場所に本当に犬は入れるの? ケージはあるの?
さらに老犬モカのために、今後はドッグカートの導入を予定してます。カートで避難場所へ行っても問題ないんでしょうか……?
それら気になることを、住んでいる地域のホームページで調べつつ、わからないところを自治体に問い合わせて教えていただきました。
回答は、私の住んでいる地域の避難場所は、すべてペットの同行避難が可能とのこと。敷地内にペット用のスペースが設置されることがわかりました。それが知れただけでも、ずいぶんほっとできます。
避難所へはケージ持参!
犬と避難所へ行けることがわかりましたが、人と同じスペースにいられるとは限りません。
動物が苦手な方や、アレルギー体質の方がいらっしゃるので、盲導犬・聴導犬等を除き人とペットは同じ場所で寝泊まりをすることはできないそうです。ペットの飼育場所が人とは別に設けられ、そこで世話をすることになります。
また、ペットの飼育場所は屋外になる可能性があるので(施設の大きさや避難人数によって変動)、ケージを持参したほうがいいとのこと。「ケージの備蓄はあるけれど、1避難所あたり限られた数の提供しかできないため」なのだそうです。
自治体のホームページには、ペット同行避難訓練コーナーの写真が掲載されており、屋外テントの下にケージが並んでいましたが、あらためてその様子を見ると……う~ん、夏や冬は厳しそう!
季節や天候に配慮して、持ち物を調整したほうがいいですね。モカは寒さには強いけど、暑さは苦手なので、夏は小型扇風機があってもいいかもしれません。
避難時には、普段モカが使っているバリケンネルを持って行こうと考えていたので、ケージが必要だと知って少々ハードルが上がりました。
しかし、数日寝泊まりすることを想定すると、ある程度のスペースが必要。ケージはまだ持っていないので、これもいまのうちに探して、準備しておこうと思います!
また、ペットカートで避難場所へ行くのは可能だけれど、ほかの犬や人と接触をしないようにするためもケージやキャリーバッグが必要とのことでした。もちろんですが、ペットカートにペットを入れっぱなしにするのは健康や安全上、避けましょうね。
防災準備は定期的に見直しが必要だった
犬の年齢によって必要な物は変わっていましたし、ペットの避難条件も年々変化しています。「毎年、見直すことが大事」だとあらためて痛感しました。
避難場所は屋外になることもあり得るので、季節ごとにチェックをしてもいいくらいだと思います。
そして、不安に思うことを明確にしておくのは大切ですね。私は「モカと避難できるかな、できなかったらどうしよう」とただただ不安がっていましたが、ひとつずつ調べていくことで不安が減り、準備に徹することができました。
防災パンフレットや地域のホームページには、ほかにも健康管理(狂犬病予防注射やワクチン接種を含む)と、しつけも大切だと記載されています。
ひとつひとつ愛犬と照らし合わせて、準備をしていこうと思います。
sippoの検索窓から「防災」「災害」などと検索していただくと、該当する記事がたくさんあるので、参考になさってくださいね。環境省のペットの災害対策はこちら。
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