ペットが年をとったら必要な物が変わっていた 15歳の愛犬モカの防災準備
みなさん、防災対策はしていますか? 地震、津波、台風や洪水……。自然災害はいつ発生するかわかりません。
加えてうちには15歳の老犬がいます。「一緒に避難できるのだろうか」という不安を払拭(ふっしょく)すべく、今回は愛犬のモカと避難することを想定して、防災準備をしてみました。みなさんも一緒に、チェックしてみてくださいね。
犬の防災用品、何が必要?
避難時の持ち物はある程度はそろえていたものの、思い返すとそれはずいぶん前。あらためて見返したら、保管していたドッグフードは賞味期限が切れ、愛犬は年をとったため、必要なものが変わっていました。
避難準備のために参考にしたのは、住んでいる地域(区)が発行している、ペット防災パンフレット「ペット飼育者の災害時の備え!」。
私は動物病院からもらいましたが、ホームページにさらに詳しいパンフレットのPDFを見ることができます。
そこに記載されていた「ペット防災用品の備え」は以下の6項目。
1、 ペットフードと水(5日分)
2、 常備薬、療養食(※1)
3、 ブラシ、食器、トイレ用品、タオル等
4、 健康記録(※2)
5、 首輪、リード、ケージ、キャリーバッグ
6、 その他(自分の匂いのついたおもちゃやシーツ等)
(※1 薬や療養食は手に入りにくくなるため余裕を持って備える。※2 ペットの名前、種類、性別、色、健康状態、去勢・避妊の有無、かかりつけ動物病院などを記載した記録カードを作成し防災用品と一緒に保管する)
これに加えて、うちは老犬なのでおむつは必須。老犬用フードも備えておきます。
ほかに、ペットとはぐれてしまった時のことを考えて「ペットの写真を携帯に入れておく」「連絡先をまとめておく」ことも大事です。
これら6項目は、犬の飼い主さんなら普段使っているものだと思いますが、フードと薬のストックがなくならないよう、注意が必要ですね。
ちなみにモカの普段のフードは解凍が必要なので、避難時には不向き。そのため老犬用レトルトフードを購入しました。おなかを壊したり吐いたりしないか、事前に数回食べさせて様子を確認したので、準備OKです。(人とペット兼用の非常食というのもあり、物を減らしたい場合いいかもしれません)
フードの賞味期限は、Googleカレンダーに入れておきます。期限が切れる数カ月前にアラームをセットしておけば、買いかえ時期がわかるし、期限が切れる前にモカのごはんにできますね。
犬の防災用品を見直してみる
最近は“ペットの防災バッグ”なる便利なセットが売られているので、「何からそろえたらいいかわからない」「できるだけかさばらないようにしたい」といった方におすすめですよ。
私が紹介するのは、たかくら新産業のペット用防災バッグ『BOUSAI GO BAG(ボーサイ ゴーバッグ)』5,060円(税込)です。
ペット業界6メーカーが防災の必要性を感じて集結した、機能性・機動性を考慮したペット用防災バッグで、ヤマザキ動物看護大学の講師修士(危機管理学)で認定動物看護師の福山先生が監修をしているそうです。
もともと、たかくらさんの製品をいくつか愛用していますが、このペットの防災バッグも「そうそう、これこれ!」と思えるものがそろっています。
バッグ本体にもなっていた肌触りのいいマイクロファイバータオルは、防寒・日よけ・目隠し・毛布・犬のコート・人のひざ掛けにもなるし、吸水速乾なので洗ってもすぐ乾く優れもの。
ダニ・ノミ除けができる天然由来成分100%の消臭除菌スプレーも、あると便利ですね。
さらに、災害時に行方不明や迷子になったペットを保護してくれた人と、スマホ等を通して直接連絡を取り合うことができる迷子札も入っているので、私もさっそく登録してみます。
続いて避難場所について調べていたら、もっと大きな物が必要になることがわかりました。
(次回につづきます)
sippoの検索窓から「防災」「災害」などと検索していただくと、該当する記事がたくさんあるので、参考になさってくださいね。環境省のペットの災害対策はこちら。
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