赤ちゃんは猫と仲良くしたいけど、猫は… 関係構築は猫任せ

くつろぐモモ
くつろぐモモ

 猫2匹が暮らす我が家に赤ちゃんがやって来て、はや10か月近くが経ちました。

(末尾に写真特集があります)

 赤ちゃんと猫のふれあいは……今のところ、残念ながらそう多くはありません。

 猫らは赤ちゃんのことを、“よく分からないけど、小さくて何もできない存在で、守るべき生き物である”と、すぐに理解できたようでした。

 しかし、“守るべき存在”だからといって、実際に守ろうとしたり、世話をしたがったりするわけでもなく“危害は加えないし、飼い主の愛情も分けてあげるけど、まぁ、それぞれ楽しくやろうや”という気持ちが続いているようです。

 赤ちゃんは成長するにつれ、猫への関心が増していますが、猫らは“みの虫みたいに動かなかった新生物(赤ちゃん)が、自力で移動を始めた”ことに対して、脅威を感じているところもあるのかもしれません。

赤ちゃんに優しいまなざしを注ぐモモ
赤ちゃんに優しいまなざしを注ぐモモ

 猫らの赤ちゃんへの関心は、当初からさほど変化がありませんが、赤ちゃん側の推移はこんな感じです。

1.猫の姿を目で追うようになる
2.猫が遊ぶ姿を見て、ツボにハマり爆笑する
3.猫に向かって笑顔で「ウー!」と大声を出す、猫逃げる
4.猫にハイハイで向かっていくも、高所に逃げられる
5.父母に抱えられ、猫に触れることに成功し微笑、猫許容
6.父母に抱えられ、猫に触れて爆笑(なんで?)、猫逃げる(今ココです)

 赤ちゃんは猫に触りたくて仕方がないので、触れると爆笑してしまいます。(なんで?)その爆笑に猫らは引いてしまい、なかなか仲良しにはなれません。お互いの想いがつり合うというのは、難しいものです。

 やはり猫が2匹いて、同じ月齢の赤ちゃんがいるご近所さんのお宅では、「一緒に寝ている」とか、「赤ちゃんが猫のしっぽをつかむと、猫は我慢してそのままにしてあげる」とか、「猫のしっぽを赤ちゃんが食べている」とか、「猫を高速ハイハイで追いかけてタックルしている」とか、微笑ましい状況なのだそうです。

 そんな関係に比べたら、我が家は少し寂しい気もしますが、そのお宅で赤ちゃんに対して友好的なのはその1匹だけで、もう1匹の猫は、赤ちゃんに姿すら見せないそうなので、「猫の性格による」のでしょうね。

 我が家の猫と赤ちゃんは、そのお宅の猫たちの中間のような状況で、さらに仲良くなれる日が来るのかどうかは、完全に猫まかせです。

“ねこめしや”で甘えるあんず
“ねこめしや”で甘えるあんず

 どちらかというと、有力視されているのはキジトラ猫のモモのほうで、当初から赤ちゃんのにおいを度々かぎに来たりはするので、興味はあるようです。しかし、なにせビビりなので、赤ちゃんの突然の動きや奇声に対応できず、もう少しのところで毎回逃げてしまいます。

 サビ猫のあんずは、愛され末っ子キャラの座を赤ちゃんに奪われ、攻撃はしないもののライバル視はしているようなので、今すぐには難しそう。

 でも、あんずは賢い猫なので、ごはんやおやつ要求、お水のとりかえ要求、遊び要求など、あんずの求めることであれば、意思の疎通も可能なので、赤ちゃんが幼児くらいになれば、絆を深められそうな気もしています。

 SNSなどでは、猫と赤ちゃんの仲良し動画などを目にすることがありますが、それは「仲良しだから投稿される」のであって、仲良くない様子をわざわざ投稿する人はいません。猫と赤ちゃんの関係は、各家庭それぞれ。

 我が家の猫と赤ちゃんのふれあいは、ゆっ~~くりとした段階を踏んで、猫たちのペースに合わせて関係を作っていければな~と思っています。

(ヤスダユキ)

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この特集について
猫アレルギーですけど
普通の家で飼われている猫「あんず」と「モモ」。飼い主の主婦が、2匹との生活や発見をユニークな視点で切り取る人気連載です。
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