かまってちゃんの愛猫 老いのせい?どんなオモチャもスルーして、毛づくろい一択!
猫はきまぐれ。飼い主が猫と遊びたくてちょっかいを出したところで、猫の気分が乗らなければ遊んでくれないもの。というのは、猫飼いさんの常識だと思います。
我が家の愛猫、「モモ」と「あんず」の場合、モモはそもそもさほど遊んでくれませんが、あんずは“かまって猫ちゃん”なので、飼い主が誘えばいつでも遊べたはずが、さすがに13歳になるとそうもいかなくなってきたようです。
寝起きのあんず、存在をアピール
我が家では「永遠の子猫」と呼ばれているあんず。甘えん坊で、常に人のひざの上に乗ったり、にゃーと鳴いて自分の存在をアピールしたりと、かまってもらうのが大・大好きな猫です。
先日夜、5歳娘とくつろいでいると、夕寝から起きたあんずが「にゃ~にゃ~」と鳴きながら存在をアピールしてきました。
あんずが鳴くときの特徴として、私の顔を見て鳴く場合は「オヤツが欲しい」「飲み水を替えて欲しい」「毛づくろいしてほしい」などで、夫の顔を見て鳴くときは、「遊んでほしい」「ひざに乗りたい」など。(残念ながら、幼児の娘の顔を見て鳴くことは、まだありません)
あんずはまず、私の顔を見て鳴くので、オヤツをあげました。一旦、落ち着いたように見えましたが、まだ「にゃお~にゃお~」と私たちの間を歩き回っています。
私「あんちゃん、ヒマなの?」
娘「遊んでほしいんじゃない?」
などと言いながら、久しぶりに猫用トンネルを出して遊ぶことにしました。
これは、いつだかの猫らの誕生日周辺に買ったプレゼント。でも、あまり喜ばれなかったので、ほとんど出さずにおりました。(遊ぶときは、猫じゃらしや段ボールを使用)
でも、あんずがここまでやる気(?)を出しているので、思う存分遊ぼうじゃないか!ということで、久々にトンネルをセットし、様々な猫じゃらしも用意してスタンバイしました。
遊ばないんかーい!
猫用トンネルはガサガサと猫が好みそうな音が鳴るので、本当にやる気なら、トンネルを出している途中でも飛びかかってくるはずでした。が、トンネルを伸ばして向きをあっちこっちと置き換えたりしても、あんずはボーっと見ているだけ。
じゃあ、おもちゃで誘ってみようと、トンネルから猫じゃらしを出したり、あんずの鼻先にちょろちょろさせても、「何してんの……」とばかりに白けた様子です。
娘もあんずと遊びたいので、ねずみやトンボ、長いひものおもちゃなど、ありとあらゆるおもちゃを出しましたが、どれも不発に終わりました……。
「あんちゃん、ヒマなんじゃなかったの……?」
と娘と聞きましたが、あんずは「何が?」とばかりに私たちをじっとみているだけ。
仕方なくおもちゃを片付けると、またあんずが鳴き出しました。
正解は毛づくろい
もしかして、遊びじゃなく毛づくろい……?と気づき、ブラシを見せると「にゃ!にゃ!」と歓喜の声を上げ、背中を向けて座って「ブラッシング待ち」の状態に。
娘と2人がかりでブラシをしたり、粘着テープでコロコロしてやると、「にゃー(これこれ、これが良かったのよ。まったく、今まで何してたのよ)」とばかりにウットリ顔で喜ぶあんずなのでした。
これ、ちょっと前のあんずだったら、トンネルや猫じゃらしを見れば、気分が乗らなかったとしても、少しは遊んでくれたはずでした。しかし、13歳にもなると、よほど遊びたいときだけしか遊ばないというか、自分の意思を貫くというか、より頑固になるものなのですね。でも、それでいいんだよ、あんず……。分かってあげられなくてゴメンね……。
(次回は7月18日公開予定です)
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