最新ジャッキナニュース 我が家の愛猫、寝場所変更と甘えん坊が進化
イケメンのオス猫2匹と妻子と暮らす朝日新聞の佐藤陽記者が、猫好き一家の歴史をふりかえりながら、日々のできごとをつづります。
ジャッキーの心変わり
最近、ジャッキーが心変わりした。夜寝るときは必ず妻のベッドの上で朝まで一緒に寝ていたのに、数週間前から朝起きると、別の部屋の次女のベッドの上にいることが多くなった。
寝るときは今までと変わらず妻と一緒にベッドに行き、妻の枕の横で寝入るのだが、明け方目を覚ますとジャッキーがいない。妻は「浮気された」と傷心気味。それに引き換え「ジャッキーがまたいるー」。次女は寝るときにジャッキーがいると踏みつぶさないか気を遣い熟睡できないそうだ。
「ママは寝相が悪いからジャッキーは逃げてきたんじゃないの?」とは次女の見解。今さら、なぜ? 謎は深まるばかり。
一つ考えられるのは、長女が家を出てひとり暮らしを始めたこと。長女はジャッキーを溺愛(できあい)していて、いつもジャッキーに絡みつく。ジャッキーは、そんな「べったり」の長女を少し避けていたフシがある。長女がいなくなり、どちらかというと「ドライ」な次女しかいない部屋に、寝に行っているのかもしれない。
きなこの成長と変化
一方、きなこの近況は……。やっと扉を自分で開けるという技を習得した。今まではジャッキーお兄ちゃんに開けてもらって便乗するというパターンだったのが、きなこが部屋に閉じ込められてしまう、ということがここのところ数回あった。「お兄ちゃん、こんな感じで扉を開けていたな」と試みたのか、自分で開けて出てくるようになった。やればできるじゃん、きなこ!
そしてきなこの心境の変化。甘えん坊のジャッキーはいつも妻にストレートに甘えてくる。「なでなでして!」「おひざにのせて!」。それを知らん顔で見ていたクールなきなこ。自分から甘えてくることはあまりなかった。抱っこしても無表情で「早くおろしてくれないかなー」という雰囲気を醸しだしていた。
そんなきなこが、最近は素直に甘えてくるようになったのだ。ジャッキーが「ニャー」と鳴きながら甘えると、どこからかきなこもやって「僕もなでなでして」と体をすり寄せてくる。ジャッキーを抱っこしていると「ぼくもぼくも」というように。なにか心境の変化があったのか、年齢(きなこ8歳)的に角がとれて丸くなったのか?
人は歳を重ねると渋くなっていくけれど、猫はかわいい容姿は変わらない。いつまでも「かわいい」と愛でてもらえてうらやましい限りだ。来世で生まれ変わったら飼い猫がいいな。でも、野良猫だったりして……。
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