「愛にあふれた保護犬たちが家族を探しています」 とーさん、初の著書を出版!
月刊誌『天然生活』『ESSE』で編集長をつとめ、数多くのヒット作をつくり続けている編集者の小林孝延さんこと「とーさん」は、困り顔の元保護犬「福」と元保護猫の「とも」「もえ」と暮らしています。
保護犬・福を綴った書籍
こんにちは、とーさんです。じつはとーさん、10月に初めての著書となる『妻が余命宣告されたとき、僕は保護犬を飼うことにした』を出版したんです。この本はとーさんが困り顔の保護犬・福をなぜ飼うことにしたのか?その経緯をつづったものなのですが、いやあ、自分で言うのもなんですが、めちゃくちゃ反響が大きくて、ちょっとびびっています。
発売前からアマゾン、楽天ほかネット書店で軒並みベストセラーランキング1位となり、発売を待たずして重版をどんどん重ね、発売後も品切れ店続出という(いや、自分で言ってますけど本当なんですよ)この状況。まさに保護犬が起こした奇跡じゃないの?これ?と信じられない思いで日々を過ごしています。
妻の病気のこと、保護犬との暮らしのこと、家族が病気とどう向き合ったかなどについて当時の記録と記憶をもとに糸を手繰るようにつづった本書ですが、そもそもこの本が生まれたのは、じつはこのsippoに書いた記事がきっかけだったのです。記事を読んだ出版社の編集の方がぜひこの話を書籍化したいと声をかけてくださいました。しかしそのときは、もうこれ以上語ることはないし、そもそも有名人でもないただの一般家庭で起きた出来事にお金を払って読んでくれる人なんていないだろう?とお断りするつもりでした。
誰かの助けになれたら
でも、依頼してきた風鳴舎の担当編集の方は、妻と同じ病気を患い、この記事をたまたま病院のベッドの上で見たというではないですか。そこに「どうしても本にしたい」という編集者としての熱さを感じました。そこで、うーん売れなくても知らないですからね(無責任か)という感じでお引き受けしたのでした。
そして、書き出してみて思ったのです。この物語は僕たち家族に起きた出来事ではあるけれど、日本全国に同じような思いをしている人がきっといて、そんな人の小さな小さな手助けになるかもしれない。それになにより保護犬という存在とそのすばらしさを知ってもらうきっかけになるのではないか?と。
そしてあらためて、犬ってすごいなあと再認識したのです。
保護犬って素晴らしい!
これから本当のことを言いますが、保護犬を家族に迎えるとめちゃくちゃ幸せになります(断言!)。それには理由があるんですよ。わかりますか?それこそが僕がこの本で伝えたかったことでもあるのです。
犬はね、愛の塊なんです。飼ってみるとわかるんですが、犬の体から愛がどびゃーっとあふれてくるんです。その愛情を浴びることで飼い主の体の中も愛が満タンになるんです。満タンにあふれちゃうから、しかたなしにその愛を家族や大切な人に分けていくのです。そうすると周りの人たちにも愛が満ちてくるんです。栄養満点の食べ物のように、愛情エネルギーの発電所が家にあるようなもんなんですよ。そりゃ自然に笑顔になるし、会話も増えるし、愛がこんこんと湧きあふれてくると思いません?
全国には、そんなすばらしい愛にあふれた多くの保護犬たちが、ずっとの家族を探しています。そのことを知って、なにか感じてもらえたらうれしいなあ。全国の本屋さん、ネット書店でも買えますので興味を持たれた方はぜひ読んでみてくださいね!!
(次回は11月18日公開予定です)
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