まるで姉妹のように育った娘が独立 さみしさに元保護犬「福」が見せた行動に涙
月刊誌『天然生活』『ESSE』で編集長をつとめ、数多くのヒット作をつくり続けている編集者の小林孝延さんこと「とーさん」は、困り顔の元保護犬「福」と元保護猫の「とも」「もえ」と暮らしています。
しょんぼり福、いたずらも
我が家の福と、まるで姉妹のように育った娘が今年4月から就職のため地方で一人暮らしを始めました。待てど暮らせど大好きな娘が帰ってこないことで、すっかり元気がなくなってしまった福。
それはそうだよね、毎日、毎日、同じ部屋で過ごし、同じベッドで寝ていたんだもんね。とくにコロナになってからは娘の大学の授業がリモートになりほぼ家にいることが多かったから、突然姿が見えなくなったことに、心も穏やかではないはず。
さみしさのあまり、福はいままで一度もそんなことしたことないのに、娘の部屋の引き出しを開けて、あれやこれや引っ張り出していたずらをすることも。先日、その様子を動画でインスタグラムにアップしたことろ、170万回以上も再生されました。(いまも増え続けている!!)
福はとーさんをどう見ている?
動物たちと共に暮らしていると、はたしてどんな気持ちで人間たちとの関係を認識しているのかとても不思議な気持ちになります。
以前までは犬はパック(群れ)で過ごすため、人間も含めたパックを単位として認識し、そのなかでもっとも力のあるものをリーダーとして認識すると言われており(それが我が家ではとーさん)、この説は福の行動の意味づけをする際にも大変腑に落ちるところがありました。
ところが最近では、犬は人を人として認識していて、パックリーダーとは思っていない。また犬の群れのなかにもリーダーは存在しないというのが定説になってきているようです。
さてさて、福はというと……娘とは同じベッドでぴったり寄り添って眠りますが、僕のベッドには乗ってきません。いや、正確にいえば僕がいないときにはそのベッドでくつろいでいるようですが、僕がそこにいくと、さっとおりてベッドを譲ります。これはソファでも同じ。(とはいえ、最近はごく短時間ではありますがとーさんの隣で過ごしてくれることも増えましたが……)
この行動、なんとなくリーダーに席を譲るような感覚かなととらえていたのですが、みなさんはどう思いますか?単にとーさんと一緒にいたくないだけ??
とーさんとしては、いっしょにぴったりくっついて、狭いなあなんて文句言いながら寝たいんだけどなあ。
(次回は6月17日公開予定です)
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