極度の人見知りで分離不安もある元保護犬「福」 シッターさんのトレーニングに挑む
月刊誌『天然生活』『ESSE』等で編集長を務め、著書「妻が余命宣告されたとき、僕は保護犬を飼うことにした」が話題の小林孝延さんこと「とーさん」は、困り顔の元保護犬の「福」と、元保護猫の「とも」「もえ」、そして今年保護した元野良猫の「ヤン」と「イン」とともに、賑やかな日々を過ごしています。動物たちとの暮らしを、とーさんの日常を通してお伝えしていきます。
極度の人見知りで分離不安の福
じつはこの秋から福のシッターさんトレーニングを開始しています。極度の人見知り、ビビりの元保護犬・福はごくごく限られた人にしか心を許していません。しかもかなりの分離不安症。夜に僕がコンビニへ買い物に行ってるほんのちょっとの間でも遠ぼえがはじまってしまう……(最近はだいぶましになりましたが)。これではやっぱりいざという時に困ってしまうということで、新しい人にも慣れて心を開いてもらう、そして留守番もこなせるようにトレーニングを始めることにしたのです。
例えば、仕事などでどうしても家をあけなければいけないとき、一番安心なのは24時間管理がしっかりしているペットホテルかもしれません。でも、動物病院の先生に相談したところ「福の場合はそれではストレスがかかりすぎるだろうから、自宅で留守番のほうがいいと思いますよ」とのこと。そこで信頼できるペットシッターさんをみつけて、仲良くなってもらうところからはじめることにしました。そしていつの日かちゃんとお留守番ができるようになろうね、福ちゃん。
シッター探しとトレーニングの第一歩
そんな福のトレーニングはシッターさん探しから始まりました。人懐っこい小型犬ならまだしも、人見知りの大型犬とあってこれがなかなか大変で。しかも4匹の猫きょうだいまでおまけについてきます。猫きょうだいは現在かなり自動化がすすんでいるのでお留守番に関してはさほど難しくはないのですが、さてどうなることやら。
インターネットでいくつかのシッターサービスを探してそれぞれに話を聞くうちに、問い合わせたシッターさんのひとりから「コバヤシさん家のエリアなら評判がよいところがありますよ」と1軒のシッターサービスをご紹介してもらえました。
それがたしか夏ごろだったでしょうか。話を聞くと、これまでになかなか気難しい保護犬出身のわんちゃんに根気強く向き合って心を開いてもらった経験があるそう!! それはぜひ!!!ということでガガガと前のめりなとーさんでしたが、外はすでに気温30℃越えでお散歩代行ができない季節(犬の安全を考えて)。ということもあり、いったん夏のシッターさんによる留守番チャレンジは中止となりました。
でも、よくよく考えてみればお散歩ができないとなると、そもそも夏の間に留守番するとしたらトイレどーすんの??という問題があらたに浮上。シッターさん、病院の先生にも意見を聞くと、ペットシートで用をたせるようにするのが先決だそう。そこで、夏の期間は福ちゃんがペットシートでトイレをするトレーニングをすることになりました。これができれば、まずはお留守番のひとつめの課題がクリアできます。
そして3カ月後ようやく、トイレもできるようになり、さらに気温も涼しくなってきたということで、はれてお散歩&留守番トレーニングのスタートとなったのです。またまた長いシリーズになるかも……次回へつづきます。
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