こたつ布団を出すと猫が粗相… 今年は薄いカバーだけでしのぐ?
めっきり寒さが増し、猫には嬉しい、こたつの季節がやってきました。
我が家では、年中こたつをテーブルとして使用していているので、“こたつ”の定義は、こたつテーブルにしっかり布団などの布がかけられ、テーブルの下が“密室”状態になること。それこそが、猫たちにとってのこたつなのです。
業者に頼んで洗浄
昨年までは、都内も肌寒くなる11月頃にこたつ布団を出していました。それで人も猫もぽっかぽか……かと思いきや、平和な暮らしは長くは続かず、ここのところ毎年、サビ猫の「あんず」がこたつ布団に粗相をしてしまっていました。もう3~4年連続となると、うっかり間違えてしてしまった、というより、あえてしているとしか思えません。
あんずは普段一切、粗相などしない猫なので、最初は病気とかストレスとか、心配したものでした。でも、原因がよくわからず、とにかくこたつ布団にだけ、するのです。もはや、こたつ布団に粗相を誘う何かがあるとしか思えなくなってきています。
あんずがこたつ布団に一度でも粗相をしたら、もうクリーニングに出すしかありません。最初は家で洗っていましたが、わずかにニオイが残るのか、粗相をした部分をあんずが前足で“ホリホリ”して、再度していたこともありました。もうそうなると、トイレ代わり……こたつが……。
さすがに、食卓にもなるこたつをトイレに使ってもらう大らかさは持ち合わせていないので、犬猫のオシッコがついた布団を専門に洗ってくれる業者をネットで見つけ、そこに送ってしっかり洗浄・脱臭・除菌をしてもらいます。
そうすると、すっきりニオイが取れるのか、2回目の粗相は、こたつ布団をしまおうかな、という春頃にまたするかしないか、という感じで、割と平和が長く続きます。(遅かれ早かれ、2回はするんですが……)
毎年、こたつ布団を出すと、2週間以内に粗相をするので、今年は布団を出すのを躊躇しています。
とはいえ、11月とは思えない寒さが続く都内。足が寒い。布団が恋しい……。
今年はホットカーペットに変えてしまおうかなどとも考えました。ただ、せっかくあるこたつを使わないのももったいない。
そこで、あんずの行動をよく考えると、布団がフカフカしていることが気になって“ホリホリ”しているようなので(その理由もよく分かりませんが)、フカフカしていなければ大丈夫だろうと、今年はペラペラのふとんカバーのみをこたつにかけてみました。
何せカバーなので、生地はペラペラ。温かさに関しては意味がない、と思いきや、1枚布があるだけでも、保温されるもの。猫たちも、薄く光が差す適度な密室具合が気に入って、昼間はこたつの下で2匹寄り添ってスヤスヤ眠っています。
モモとこたつと1歳の子
特に、毎年こたつ依存症になるキジトラ猫の「モモ」は、何かとこたつの下にいます。
しかし、1歳の子どもが、こたつカバーをペラっとめくり、猫がいると「わぁ!」と嬉しそうな声をあげ、ニコニコして猫に手を伸ばすと、サッサーとどこかへ行ってしまいます。
今年からはこれがあるので、モモにとって、こたつが安住の地でなくなってしまったようです。それでも、モモはこたつに出来るだけ長くいたいという気持ちが強いので、3回に1回くらいは子どもに体を触らせてあげても良いかな、という気持ちになってくれるらしく、逃げないこともあります。
子どもも、こたつの下は猫の場所だと理解しているのか、そっと触ると満足して、それ以上は深追いしません。
まだ子どもも、じっと座っていられないので“こたつにあたる”ということはできませんが、いつか猫と一緒にこたつにあたる幸せを感じて欲しいものです。
それよりも、こたつ布団をいつ出そうか…早いうちに“洗礼”を受けてしまおうか、この冬の悩みどころです。
(ヤスダユキ)
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