13歳になった愛犬「ココ」 先輩犬から継いだ不思議なマイブーム
家にいるとき、100%、ココの様子を見てあげられているかといったら、それは「NO」です。
ココがクゥクゥと泣いたり、ワンワンと吠えたり、トイレをした後、足で床を何度もこすって合図をしたりしたときは、「どうしたの?」とか「わかったよ」とココのそばに飛んで行きます。でも、たとえば原稿に集中していて、ココも静かにしているときは、きっと寝ているのだ…と思っていました。
でも最近は、何分かおきに、ココの様子を目で確認するようにしています。理由は、ココが壁のほうを向いて立ち止まっていたり、玄関のドアの前で動けなくなったりしているからです。
目が不自由になってからのココは、昔のような顔ではなくなっています。クリンとした目は奥に落ち込み、特に左眼は、引っ込んでしまっていて、起き抜けのときなどは、ほとんどまぶたが開いていません。
それでも、可愛くないなんて思ったことはもちろん一度もないし、やんちゃで自由奔放なココへの愛情は増すばかりです。
8月30日がココの13回目の誕生日でした。翌31日は、ピンの命日ということで、5年が経った今も、両日は“セット”のようになっていて、ココのお誕生日を盛大にお祝いすることもなくなってしまいました。
ちなみに、ハンターは保護犬なので、実年齢も、誕生日もわかりません。それでも、正式譲渡となった3月22日を誕生日として、ハンターの場合は、毎年イベント化しています。ココ、ごめんね。
本当に、ちょっと目を離したすきに、色々なところにぶつかってしまうので、アスファルトの路上でのお散歩はほとんどできなくなってしまいました。
その代わり、ココはいま、バルコニーに出るのが“マイブーム”となり、草花の匂いをかいだり、外気を気持ちよさそうに吸ったりしています。
実は、トイレもバルコニーで済ますことが多くなりました。オシッコもウンチも、バルコニーですると気持ちがいいんでしょうね。今朝もココは、外で済ませていました。
そして、もう一つ。ピンも大好きで、ココも真似し始めたのが、エアコンの室外機の前で熱風をあびることです。短毛犬だからか、沖縄出身だからかわかりませんが、ピンもココも、どんな猛暑日でも、かなり長い間、エアコンの室外機の前で気持ちよさそうに熱風をあびていたのです。
なので、ピンとココがゆっくりできるように置いてあげた“ウッドデッキまがい”のモノ。15年近くが経ち、かなり年季が入ってしまいましたが、「2日連続なら記録」と言われる9月の猛暑日に、ココはまた、大好きな場所でリラックスしているのでした。
たぶんですが、光や影は判別できるココは、明るい場所が大好きで、夜も、暗い寝室よりリビングに行きたがります。そういうときは、もったいないなと思いながらも、電気をつけてあげています。
話をバルコニーに戻します。
ココは時折、空を見上げているのです。たぶん、ピンが旅立ってから、ココを抱いて二人で空を見上げ、「ピンちゃんが見てくれてるよ」「ピンちゃんがみんなのことを守ってくれてるんだよ」と話しかけていたので、ピンを想いながら空を見上げているのだと思います。
エアコンの室外機も、ハンターはピンやココほどは好きではないようなので、ココにとっては、ピンとの想い出の場所ということなのかもしれません。
ピンが虹の橋を渡って行ったのが11歳と4カ月目だったので、ココが13歳の誕生日を迎えたことは「奇跡」と思っている私。
とにかく長生きしてほしいと最近はそればかり思っています。ココが好きなこと、ココがやりたいことをもっと叶えてあげたいです。
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