子犬のトイレのしつけ 目を離さず観察し「誘導」しよう
子犬が排泄しそうでしない時
排泄しそうなのにしない時に目を離してしまうと必ず失敗します。このような時はトイレの近くでひっぱりっこのおもちゃなどで遊んで身体をしっかり動かしながら、子犬を観察します。子犬が夢中で遊んでいたのに急におもちゃから離れて別の方向に行こうとしたらトイレの方に誘導してみましょう。
ウンチもオシッコと同じですが、回数が少ないためオシッコよりもしつけに時間がかかる事があります。食べ物を食べて少し身体を動かすとウンチをしやすいので、たとえば朝であればオシッコをしてごほうびを与えた後、しばらくトイレ付近でおもちゃでひっぱりっこをしながら観察しましょう。しばらく遊んだ後、トイレに誘導するか、自分からおもちゃから離れてウロウロし始めたらトイレに誘導し、ウンチをしはじめたらやさしく「おりこう~」とほめて、し終わったらすかさず口元にごほうびを差し出します。
子犬がトイレ以外の場所でし始めた時
もし別の場所でウンチをし始めたら、すぐにトイレに連れて行きましょう。トイレに連れていったら、子犬が自分からトイレに行った時と同じようにやさしくほめて、し終わったらごほうびを与えます。
この際に子犬が排泄をやめてしまうようでしたら、子犬は飼い主の態度にびっくりしたり、叱られていると感じているかもしれません。大声をあげたりあわてたそぶりを見せず、さりげなく、しかもすばやくトイレに連れていってあげてください。あなたが子犬をトイレに連れて行ったとしても、トイレで排泄できたらほめてごほうびを与えることで、「トイレで排泄することはいいこと」だと教えましょう。
夜中のトイレの失敗を防ぐ方法
あなたがふだん寝る時間には、すでに子犬はぐっすり眠っているでしょう。そのままにしてしまうと夜中や早朝に起きて排泄します。自発的にトイレに行く習慣が出来るまでは、トイレに誘導する必要があるため、あなたが寝る前に寝ている子犬を一度起こしてトイレに誘導しましょう。すぐに排泄しない場合はトイレの近くで少量の水や食べ物を与えたり、しばらくおもちゃで遊ぶなどしてもかまいません。夜中や早朝の失敗を防ぐために飼い主が寝る前に一度排泄させる習慣をつけましょう。
子犬を自分からトイレに向かわせるには
子犬をトイレへ誘導する際、最初は抱いてペットシーツの上に乗せてあげますが、そこで何度か排泄したら次は「自らトイレに行く」という行動のトレーニングが必要です。ペットシーツの上にのせるのではなく、ペットシーツのすぐそばまで連れて行って、子犬が自らペットシーツに向かうようにさせます。少しずつ、トイレから離れた場所からもトイレに自分で歩いて行くようにさせます。最初は「こっちこっち」などと指さしながらあなたも一緒にペットシーツの方向に歩いていきます。これを繰り返し、家の中のどこにいても排泄したくなったらトイレに行くように道順を覚えさせましょう。
子犬に号令、排泄の合図を教える
排泄するまえに「ワンツー」や「ピーピー」などの号令をかけ、排泄したらほめて好物を与えることを繰り返すことによって、合図で排泄させることもできます。こうしておけば子犬に排泄させてから外出することができますし、外出時に排泄してほしい場所でタイミング良く排泄させることができます。
★★「こころのワクチン-子犬に教える人としあわせに暮らす方法」(村田香織著)より、「第7章・トイレのしつけ」を参照
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