愛猫の粗相は春の知らせ? 年1回、こたつ布団を“ホリホリ”
都内でも桜の開花が発表され、ようやく春らしい季節になってきました。
春と言えば、花粉症という方も多いでしょう。
私は猫アレルギーになる前、20代の頃から花粉症で、毎年早めにアレルギーの薬を飲み、症状を軽くしていました。
そしてある年、随分長い花粉症だな……と思って血液検査をすると、猫アレルギーだったわけですが、花粉症より症状が重いという結果に。
あれだけ毎年苦しいと思っていた花粉症より、猫アレルギーのほうが上なのか……と思うと、気が重くなったものでした。
しかし、自宅でマスクをしたり、空気清浄機を買ったりして、アレルギー対策をするうちに、いつしか猫アレルギーとも上手く付き合えるようになりました。
その翌年の春、花粉症のシーズンになる頃には、すっかり猫アレルギーにも慣れ、花粉症のことなど忘れていました。
薬を飲まないまま花粉のピークになっても、くしゃみや鼻水は出るけれど、「だから何?」くらいの感覚になり、そのまま花粉症のシーズンが過ぎ去りました。
それから毎年そんな感じで過ごし、今年は花粉が特に多い年だというのに、それほど辛い思いもせず過ごしています。
気持ちの面でアレルギーに慣れたのか、身体まで慣れてしまったのかは分かりません。猫アレルギーになってから、花粉症にも強くなったのか? とも思いましたが、元々私の花粉症はそれほど重症ではなく、大げさに対策していただけだったのかもしれません。
花粉症のほかに、我が家には春の風物詩があります。
それは、サビ猫あんずによる、こたつ布団への粗相です。
昨年も春先にあんずがこたつ布団におしっこをしてしまい、クリーニングに出すことになり、自動的にこたつと別れる時期を迎えたのでした。
今年もなぜか、似たような季節に、あんずがやらかしてくれました。
あんずがやけにこたつ布団を掘る真似をすることが2~3日続きました。
「ちょっと、あんまり掘らないで」
と声をかけ、布団を直すと……、湿っている……。
布団をめくってよく見ると、粗相の地図が広がっていました……。
とても大きなしみだったので、1回だけではなさそうです。
おそらく、粗相をして、臭い消しのために布団を掘って、隠そうとしていたのかもしれません。布団と砂は違うのに、ちょっとカワイイ。
普段、猫トイレの掃除をするとき、臭いが気になることも多いのに、布団にしみ込んだ尿に気づかないなんて、やっぱり花粉症による鼻詰まりのせいなのかな……なんて思います。アレルギーは治ってはいないけど、慣れているんですね。
あんずは普段、トイレ以外の場所で粗相をすることはありません。
それなのになぜ、春先のこたつ布団にだけ粗相をするのかは、謎でしかありません。
粗相をした3日後に雪が降ったので、ちょっとだけ早かったんですが……。
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