猫の日に思う「良い飼い主」の条件 気持ちを通じ合わせるには?

甘えながら睨むモモ(左)とあんず
甘えながら睨むモモ(左)とあんず

 この連載の公開日が偶然にも「猫の日」と重なりました。

 

(末尾に写真特集があります)

 

 猫の日周辺には、猫に関する様々なイベントが開催されたり、テレビやラジオ、webなどでも取り上げられ、年々大きな盛り上がりを見せています。


 我が家に猫がいる場合、猫の日に何かしたほうがいいのかな……と思いつつ、毎年特に何もしていません……。


 猫に関する啓発活動の日として猫の日は設けられたそうなので、自分の家にいる猫より、むしろよその猫に目を向ける日なのかもしれませんが、今年の猫の日に思うことと言えば、自分は“良い飼い主”なのかな?ということです。

 

あんずの得意技「後ろ足残し」
あんずの得意技「後ろ足残し」

 ストレスなく暮らしやすい環境、健康に良い食べ物、清潔なトイレ……など、最低限のこと以外は、良い飼い主かどうかなんて、人それぞれ、猫それぞれなのかもしれません。でも、我が家の猫たちは満足しているのかな?と思うことがあるのです。


 最近、まさに「良い飼い主」と言える方が近所にいると、夫に聞きました。


 その方は、ワンコの飼い主さんなのですが、おそらく歩くことがままならない年老いた大型犬を、荷車のような台に載せて、毎朝散歩しているのだそうです。


 飼い主さんは年配の女性で、大きなワンコを台に載せることから一苦労だと思われるのに、夫の通勤時間帯に毎朝遭遇するのだそうです。


 飼い主さんがワンコを見つめる優しい表情、そしてワンコからも楽しそうな様子は伝わってくるので、そんな散歩を遠くから見るだけで、夫は温かい気持ちになれるのだそうです。


 私も是非、お会いしたいと思っているのですが、なかなか夫の遅い通勤時間に合わせることができず、いまだお会いできていません。


 そんなある日、夫が「今日は、すごく良かったよ!」と嬉しそうに帰宅しました。


 話を聞くと、そのワンコが、その日は少しだけ歩いていた、と言うのです。


 飼い主さんが立ち話をしている横で、ワンコがヨロヨロと立ち、ほんの少し進んでいたそうです。


「ちょっと泣いたよ」と夫。


 確かに、いつも寝そべっているワンコが立って歩いていたら、感動するだろうな……。その日は暖かい日だったので、少し調子が良くて、歩けたのかもしれない。よっぽど散歩が好きなワンコだったんだろうな。


 ペットの介護はいずれやってきます。そんなとき、ペットがどうしてほしいと思っているかは、長い付き合いの中で、飼い主が理解することなのかもしれません。


 近所のワンコの飼い主さんは、何より散歩が好きだったワンコが、歩けなくなっても散歩に行きたいだろうと考えて、今の散歩の形になったのかもしれません。


 私も、まだ猫が若いうちから、猫らがどうしてほしいと思っているか、日々のふれあいの中で、分かってあげることが大切なのかもしれません。


 細かいことまで全部やってあげられないかもしれないけど(単なるワガママもあるので……)、猫と気持ちが通じ合うことができたら、「良い飼い主」に近づけるのかな、と思いました。


 と……猫の日だと言いつつ、犬の話がほとんどなのでした。


(ヤスダユキ)

sippo
sippo編集部が独自に取材した記事など、オリジナルの記事です。

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