猫はトイレ以外でも用を足す!? なんと、あの場所で…
今回は猫のトイレのお話です。お食事中の方は、どうかご自身の責任でお読みいただければ幸いです。
我が家の猫はトイレ以外の場所でいわゆる“粗相”をしたことがありません。
2回くらい、猫トイレのそばにコロッと固形物が飛び出していたことがありますが、した後に砂で隠しているつもりが、間違えて隠すべきものをかき出してしまったのだと思います。なので、それはカウントしないことにしました。
また、猫トイレの掃除をした後、猫砂のない状態のキレイなトイレに“小”をされたこともありました。我が家には猫トイレを2つ用意しているので、掃除中でない方でしてくれたらいいのに、なぜ? と愕然としましたが、トイレでしているのでカウントしないことにしています。
その事件が起きたのは、つい先日でした。
まだ砂を入れていない洗ったばかりのトイレにいつの間にか入り、真面目な顔をして半身を出している我が猫・あんずがいました。まさか……あの顔はトイレ真っ最中の顔だ。トイレの最中は、まるで大事な仕事でもしているかのように、キリッと真面目な顔をしているのです。
「ちょっとぉ~まだしないでよ~」と、注意してみましたが、一度出てしまったものを途中で止められるものではありません。
近づいてみると、結構たっぷり出ている様子を初めて見ることができました。いつもは猫砂かトイレシートで固まった状態でしか見たことがなかったので、液体の状態をしっかり確認できたのは、良い収穫でした。
「結構、出るんだねぇ……」とつぶやくと、私の方を一瞥して、さっとトイレから出るあんず。
「ニャオォォ~~~ウ」と“トイレハイ”(排泄の後、ハイテンションになるさま)の様子で元気いっぱい走り回っておりました。
砂にもシートにも含ませていないたっぷりのおしっこは、人間用のトイレに捨て、再び猫トイレを掃除して砂を加えました。
猫は砂地以外でトイレはしない、と勝手に思っていましたが、砂よりも大事なのは“トイレと認識した場所以外でしない”ということなのかもしれないと思った出来事でした。
我が家の猫たちは、最初からすんなり猫トイレに入ってくれていたので、猫とはそういう生き物なのだと思っていました。
しかし、トイレ以外でする猫も結構いるそうなのです。
以前、ペットシッターさんと話したとき、「日常的に浴槽をトイレ代わりにする猫がいる」という話を聞きました。しかも、そんなお宅を数軒見たことがあるというのです。
浴槽でしないよう蓋をしてしまうと、布団の上などでされてしまうので、掃除のしやすい浴槽を解放するほかないのだそう。しかも、浴槽でするのは“大”だけで、小は猫トイレでするのだとか……。
本来、猫は大と小を別の場所でするらしく、その習性が大を浴槽へと導いているのかもしれません。
うちの猫が、人のトイレで用を足してくれたら楽なのにな~、なんて思ったこともありましたが、確実に猫トイレにしてくれるだけで素晴らしいことなのだと思い直すことができました。
(ヤスダユキ)
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