我が家に来客、「猫臭さ」が染みついてる?

スケ番のような猫ら
スケ番のような猫ら

 我が家は基本的に、お客さんが来ない家。ですが先日、北関東の実家に住む母と姉が遊びにやって来ました。

 

 5年前に猫を飼って以降、2人が来るのは初めて。しかも、姉は「猫アレルギー気味」だと言うので、念入りに掃除をして迎えることにしました。

 

 しかし……私は掃除が苦手。汚部屋ではないものの、普段は生活できる限りの雑な掃除しかしていません。しかも今の時期は換毛期のため、猫の毛を掃除機で吸い取るだけでも一苦労です。

 

 そして臭いの気になる猫のトイレは、前日に全ての砂を入れ替え、清潔にしているので、臭くはないはず。でも、部屋全体に“猫臭さ”が染みついているかどうかは、長く暮らしている自分では分かりません。

 

 おばあちゃんの家に行ったとき、お線香や防虫剤のような、でもそれとも違う独特の香りがしていた。どんなにきれいにしても、臭いは仕方がないのかも。

 

 とはいえ、少しでも清潔にしようと、床をぞうきんがけしました。軽く水拭きをして、猫用の消臭スプレーで2度拭きです。こんなことするのは、人生初。

 

 さらに、あるかどうか分からない“猫臭さ”を消そうと、お香を3本焚きました。

 

 そして母と姉が到着し、部屋に招きました。2人とも「猫臭くない」と。よかった。掃除の成果か、そもそもそれほど臭わないのか。

 

 人懐っこいあんずは、最初から2人に興味を示し、近寄ってきました。

 

 姉が「あんずちゃ~ん」と呼ぶと、近寄ってきて、姉が頭をなでると嬉しそうに反応し、すぐにお腹を見せてゴロゴロ慣れていました。

 

 ものの5分で、ここまで初対面の人間に心を開く猫も珍しい気がします。

 

 一方、臆病なモモは、知らない人がいない場所に逃げ出したいけれど、人が集っているリビングは怖くて通れないため、キッチンであたふたしていました。

 

 普段は上らないシンクの上や、冷蔵庫の陰、ゴミ箱の後ろのわずかな隙間に身体を入れたりして、なんとか人目につかないように努力していました。

 

 ここまで人を怖がるなんて、幼少期に何があったのか……。

 

 モモを刺激しないように、3人で静かに会話をして、しばらくしてから私も母や姉と一緒に実家に帰ることに。

 

「あんず、行ってくるよ」と挨拶すると、モモがいない。隠れられそうな場所を探しても、いっこうに見つかりません。

 

 狭い部屋で猫が行方不明に……このままでは、心配で出かけられない。どうしよう。

 

 もしかして外に逃げてしまった? でもどうやって? または家具の間に挟まって苦しんでいるかも……。

 

 10分探しても見つからないので、最後の手段を決行することにしました。

 

 母と姉には先に家を出てもらって、私はあんずを可愛がります。

 

「あんずちゃ~ん、よしよし」。「にゃ~ん」

 

 モモは、私があんずを可愛がっていると、うらやましくなって近寄ってくるのはいつものこと。出てくるに違いない。

 

 と、3分くらいあんずを可愛がっていると、そっとモモが出てきました。散々探して見つからなかったのに、どこにいたんだか。

 

 モモのためにも、我が家はやっぱり客の来ない家としてあり続けます。掃除も雑で済むし。

 

(ヤスダユキ)

sippo
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この特集について
猫アレルギーですけど
普通の家で飼われている猫「あんず」と「モモ」。飼い主の主婦が、2匹との生活や発見をユニークな視点で切り取る人気連載です。
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