子供みたい! 工夫を凝らしたトッピングも野菜だけを器用に残す、元保護犬「福」

せっかく心を込めて作ったご飯なのに、この表情よ。「朝も昼もこれなんですけど」ってか?

 月刊誌『天然生活』『ESSE』で編集長をつとめ、数多くのヒット作をつくり続けている編集者の小林孝延さんこと「とーさん」は、困り顔の元保護犬「福」と元保護猫の「とも」「もえ」と暮らしています。

(末尾に写真特集があります)

食欲減退の夏が到来

 さあ今年もやってまいりました。夏だ! 暑いよ! ご飯がまずい!の季節です。いや、まずいっつーか、食べてくれないんですよね。ほんと。ドライフードには見向きもしません……。

 我が家の福の場合、いくつかの波があるのですが、例年春先の換毛期前後でめっちゃ食べる期間と、ぱったり食べなくなる期間があり、それを経て食欲が安定。

 しかし、やれやれと思ったのもつかの間、今度は梅雨入りタイミングで、ガクンと食が落ちるのです。

トッピングに奔走

 そのくせ空腹だと吐いたりするので、ほっとくわけにもいかずドライフードにお肉やらなんやらをいろいろ工夫を凝らしてトッピングするわけですが、まあ、なかなかに好き嫌いが激しい。

 これはもうズバリ、甘やかして育てたとーさんの責任に他ならないのですが、体にいい赤身の肉や胸肉は好きではなく、やっぱり、もも肉とかサーロインが好きなわけですよ。でもそんなのばっかり食べていたら体にわるいので、本当に頭を悩ませるのです。

 定番は砂肝とスープ用の手羽を煮込んだものを刻んだトッピング。これは随分長く食べてくれましたが、今年はついに飽きてしまったようで、プイッとします。

とーさんの願い

 そこで、最近はささみとたまごとブロッコリーを炒ったものを導入。油の代わりにフライパンに少量の水をいれて作ります。ささみだけだとあまり食べてくれないのですが(ぜいたく!)、こうすれば喜んで食べるのです。

 しかし、しかしですよ、ほんと子供みたいにブロッコリーだけ残すんです。普通、食べるでしょ犬!って思うんですがねえ。

おしい、なぜ全部食べない。犬なら皿までなめるように食べて

 毎朝一からつくるのも面倒なので、ささみはまとめて下ゆで。ブロッコリーもさっとゆでたものを冷凍しておきます。それを前述の通りフライパンで卵と炒って、フードにトッピング。朝つくったものを3食に分けて、朝ごはん、午後おやつ、夜ご飯に与えています。

 しかし、手作りご飯についてはカロリーや栄養素の偏りなど素人には計算できないので、そこが一番の悩みどころ。わが家の福の体型を見ていると、ちょっとオーバーカロリーかな?と思わなくもないです……。それにいま、巷でちょっとざわついていますが、使用する食材が犬の健康にとっていいのかどうか? そのあたりもしっかりと学ぶ必要があります。

 なのでできることなら、犬の健康を考えた市販フードをバリバリ食べて欲しいなと思う今日このごろなのであります。

 みなさんのおうちの愛犬はどうですか? おすすめのトッピングなどあればぜひ教えてくださいませ!

(次回は8月19日公開予定です)

【前の回】とーさんもびっくり!どうしたの!? 散歩嫌いの元保護犬「福」、外歩きが大好きに!

小林 孝延
編集者・文筆家。出版社在籍中は『天然生活』『ESSE』の元編集長、『ハニオ日記』石田ゆり子著ほか、ライフスタイル系の雑誌・書籍を多数手がける。2023年10月に著書『妻が余命宣告されたとき、僕は保護犬を飼うことにした』(鳴風舎)を刊行

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この連載について
とーさんの保護犬日記
困り顔の元保護犬「福」の「とーさん」になった編集者の小林孝延さんが、いとおしくも前途多難な保護犬ライフを語ります。
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