とーさんもびっくり!どうしたの!? 散歩嫌いの元保護犬「福」、外歩きが大好きに!

お散歩が好きになってよかったね。大満足かな?

 月刊誌『天然生活』『ESSE』で編集長をつとめ、数多くのヒット作をつくり続けている編集者の小林孝延さんこと「とーさん」は、困り顔の元保護犬「福」と元保護猫の「とも」「もえ」と暮らしています。

(末尾に写真特集があります)

まるで犬のように…!

 保護犬福がわが家に来て5年。とにかく散歩が嫌いで、嫌いで、その克服にとーさんが多大な労力と時間をかけたことはこれまで何度もこの連載でも書きつづってきました。

 その後、なんとかお散歩ができるようになり(あまり好きではないけれど)、毎朝、毎晩、しぶしぶ「とーさんの散歩に付き合ってやるか」てな感じで嫌そうに歩いていた福に、最近少し変化が生まれました。

いつもの森の散歩道。あんまり好きじゃないらしい

「福ちゃんお散歩だよ」

 そう声をかけると、尻尾をフリフリ、まるで犬のように(犬やがな)軽やかに、リードを手にしたとーさんの元へやってくるのです!いや、声をかけずとも、リードの金具がチャリチャリンと音を立てるだけで、まるで犬のように(いや、犬やろ、しつこい)駆け寄ってくるのです。

 最初、この様子を見た時はなにかの間違い?たまたま?くらいに思っていたのですが、どうやらそうではないようです!!うそ?どういうこと??

福の気の向くままに

 というのも、じつは最近、散歩のやり方を全面的に見直したんです。

 なにをしたかというと、これまでは近くにある大きな公園、森の中の遊歩道を長時間歩くスタイルだったのを、家の近所の草むらや駐車場などを、ゆっくりゆっくり思うままに歩かせるように変更したのです。

 すると、同じルートをルーティンとして歩くことしかできないと思っていた福が、なんと毎日、毎日、もちろん一定の区域内ではあるけれど、気が向く先へ、気が向くままの順番で、適当に歩くようになりました。辺りの匂いもかがせ放題。訓練などで歩かせるやり方とは真逆だろうということはわかっているのですが、こうしたことで、福は外を歩くのが大好きになったようなのです。

じつは家のまわりも自然がいっぱい。玄関にカニが歩いていた…

 とーさんが「そろそろ帰りたいなあ」って思っても、飽きることなく草むらを行ったり来たり、匂いをかいだり。本当に幸せそうです。

 ついに散歩が楽しみになった福を見ると、こっちまでニコニコしてきますね。あの散歩嫌い、超臆病の福がこんなにも外を堪能しているなんて。

 毎日、毎日、同じことを繰り返しているような犬との暮らしは小さな気づきの連続です。そして、犬を育てているようで、じつはとーさん自身の心を育ててもらっているのだなあと、しみじみ思う今日この頃なのでありました。

(次回は7月15日公開予定です)

【前の回】まるで姉妹のように育った娘が独立 さみしさに元保護犬「福」が見せた行動に涙

小林 孝延
福井県出身。編集者。月刊誌『天然生活』創刊編集長、『ESSE』編集長などを歴任。2023年10月に著書『妻が余命宣告されたとき、僕は保護犬を飼うことにした』(鳴風舎)を刊行

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この連載について
とーさんの保護犬日記
困り顔の元保護犬「福」の「とーさん」になった編集者の小林孝延さんが、いとおしくも前途多難な保護犬ライフを語ります。
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