かわいいんだけど、冷や汗もの 愛猫「とも&もえ」も加わったお出迎えにドキッ!

玄関先の犬と猫
玄関でなにやら悪巧み中?

 月刊誌『天然生活』『ESSE』で編集長をつとめ、数多くのヒット書籍をつくり続けている編集者の小林孝延さんこと「とーさん」は、困り顔の元保護犬「福」と元野良猫の「トモ」「モエ」と暮らしています。小林家では最近、犬猫事情にちょっとした変化があったそうです。

(末尾に写真特集があります)

書籍を編集中

 実はいま、とーさんは今月末に発売になる書籍を作っています。3冊も。その本の名は「ハニオ日記」。そうです。女優・石田ゆり子さんがインスタグラムにつづった5年間の日々をまとめた三部作です。5月1日の情報解禁とともに多くのメディアでも取り上げられて話題ですが、ありがたいことに、な、なんと、この本の編集を担当させてもらってるのが、とーさんなのです(自慢げ、やんややんや)。

白黒猫
絶賛ハニオ日記編集作業中に陣中見舞いのとも

 石田ゆり子さんのインスタをフォローしている方にはもうおなじみですよね、ハニオ日記。独特の語り口で紡がれる、物語のような、日記のような。詩のような、一度読んだら、後を引かずにはいられない世界観。とーさんは編集作業をしながらも、何度も大笑いし、何度も深くうなずき、ときに涙がこぼれそうになるくらいグッとくる日々を送っています。もう100回くらい読んでるけどまだおもしろい。

 このトータル1200ページを超えるまるで大河ドラマのような超大作を読んでいてると、ほんとうにしみじみと普通の日々の大切さ、なんでもない時間の積み重ねこそが人生であり宝物なんだということを深く深く感じます。「ハニオ日記」の主役はじつはハニオでもゆり子さんでもなくて、だれにでも平等にある「時間」なんだなと、気づくんですよね(あれ?ネタバレか??)

 ということで、裏方のとーさんがあれこれしゃべるのもやぼですからね(語ってからいうなよ?)ぜひとも本屋さんで手にとって、そしてできることならあなたの家の本棚に末永く置いていただけましたら幸いです。

犬猫事情に変化が

 そんなわけで、いつもにも増して充実したハードな日々を送るとーさんなのですが、近ごろ、ちょっとだけ我が家の犬猫事情に変化がありました。

 最近まで、人間たちが留守中は基本的には猫のとも&もえはリビングに閉じ込めておりました。なかなか慣れない猫たちなので、家の中を自由に歩き回ってしまうと、ふいに忍者のように姿を隠し、まったく居場所がわからなくなってしまうのです。その度に大騒ぎ。それを避けるためにある程度居場所を隔離しておったのです。

 とはいえ、福は部屋のドアを器用に開けてしまうため、閉じ込めたつもりでもいつのも間にか福が開けた扉からリビングを抜け出して、他の部屋に遊びに行っていたなんてこともあるわけで、そのうち自然にあちこちいても、まあ、そのうち出てくるからいっか?ととーさんのほうが少しおおらかな気持ちでいれるようになってきました。

犬と鹿肉
北海道から大好きな鹿肉が届いたよ!

 それに加えて最近はとも、もえにもわしゃわしゃと触ることができるようになってきたので、じゃあ、いっそのことリビングを開放してしまおう!と方針を変更。一部制限つきではあるものの、家の中をある程度自由に歩かせるようにしました。

 このことで、これまで以上に福ととも、もえの距離は近づきました。これまで以上に接近した距離にいる時間が長くなったからでしょうか。福はあいかわらずの「かわいがり下手」なので、あそぼうよ!という喜びのアクションが、猫たちからしたら、まるで怪獣のダンスのようで、とももえを恐怖に陥れていたりはしますが、それでも、まあ、ずいぶん仲良くやっております。

かわいいけども困った!

 ここまで聞くと、よかったね!という話なのですが、ただひとつ最近困ったことが起きているのです。

 とーさんが外出から家に帰ってくるとき、これまでは、かいがいしくも福が玄関先で今か、今かと姿勢を正して待っていたのですが(驚くべきことに最寄りの駅に着く時刻を察知していつもそのタイミングでスタンバイ!!)、最近はなんとそこに、ともやもえも加わっているのです。

ドアの前の犬と猫
ドアの前でこんな感じでとーさんを待っているのです。困ったやらうれしいやら

 めっちゃかわいいんですけど、でも、ドアを開けた途端に福だけでなく、とももえの姿が見えるとドキッ!!!あぶない!!うっかり外に飛び出してしまったら……と考えると冷や汗ものです。野良生活も長かったとも&もえにとっては今でも外は憧れの場所。ガラス越しにいつも外の様子をうらめしげに眺めているのですから、きっと外に飛び出しとしたら……。

 なので玄関ドアを開ける前には、できるだけ用心をして、と思ってはいるのですが、ついついそれも忘れてしまいがち。なかなか家の構造的にここに柵やゲートをつくることもできませんし、果たしてどうしたらよいでしょうか。

 猫飼いの先輩のみなさま、ぜひともよきアイデア、アドバイスを!!

◆小林さんが発行人を務める月刊誌『天然生活』のサイトはこちら

【前の回】ちょっとキモくてもいいか! とーさんが愛犬「福」に近況とか悩みとか話しかけるわけ

(次回は6月19日に公開予定です)

小林 孝延
福井県出身。編集者。月刊誌『天然生活』創刊編集長、『ESSE』編集長などを歴任。2023年10月に著書『妻が余命宣告されたとき、僕は保護犬を飼うことにした』(鳴風舎)を刊行

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この連載について
とーさんの保護犬日記
困り顔の元保護犬「福」の「とーさん」になった編集者の小林孝延さんが、いとおしくも前途多難な保護犬ライフを語ります。
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