保護した子猫3匹に母性ドバァー 実家の母リツコの溺愛っぷりがヤバい
実家の母が、屋根裏に産み捨てられた3匹の子猫を保護したのは9月末。
(そのときのエピソードはコチラ)
へその緒もついたままの状態で、目も開いてなかった子たちも、今は元気に離乳食を食べて走り回っています。
そして、そんな子猫たちにメロメロなのが我が実母のリツコ(62)。
リツコは昔からあまり母性といったものを感じさせない性格で、めちゃくちゃよく表現するとサッパリとしている人。
実の孫が産まれた時も「あらあら、あなたの子どもかわいいね〜。でも大変そうだからたまに会うくらいがいいわァ!」という感じの人だったのに、今や……。
「奥さん!! 見てよ、うちのかわい子ちゃんたちを!! 誰が来てもニャーニャー鳴くんよ!愛想と性格と頭がいいのよなあ〜。こんな可愛い子たち、世界中探してもおりませんよ!!」と、脳がゆるゆるになってしまったような電話を毎日かけてきます。
「ああー……家で飼ってる猫は特別可愛いよね……実はみんなそう思っとるんよ」などと、わたしが反論するともう大変。
「子猫アイドルオーディションがあったら我が家の子猫たちは確実にトップ当選する!」というLINEが送られてきて、本当に母のヤバみを感じました。
なんにせよ、可愛がってくれるのは喜ばしく美しいことなのですが、心配なのは本当に譲渡できるのか、ということ。
老人しかいない実家で、もし何かあったら誰が子猫たちの面倒を見るのか、とヒヤヒヤしています。
「のぞみ。もし私らに何かあったら遺産は何もないけど子猫だけはいるから、ぜひ受け取ってね」と恐ろしい電話が来て、私の汚い尻にも、もう火がつきました。
クリスマス頃までに、子猫たちにとって一番いいお家を探します。
(この連載は隔週金曜日に更新します)
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