猫が苦手な子どもの行動トップ5 仲良くしたいけど、怖くて…
2020年の幕が開け、そろそろ正月ボケから脱出しなければならない頃になってきました。 前回、今年の年頭の誓いは、「猫と子どもが仲良くしている写真を撮ること」だと書きましたが、年末年始で少しだけ、距離が縮まったような気がしています。
活発に動く子どもが脅威?
ますます“にゃんにゃん”に関心を持つようになった1歳3か月の娘。
その一方、2匹の猫らは、娘が活発に動くようになって、脅威を感じているようです。ここで、我が家の猫らが苦手な子どもの行動トップ5をご紹介します。
第1位:突然の奇声
猫を見つけると、子どもって嬉しくなってつい「キャー!」と言ってしまうんです。猫はビックリ、逃げ出します。大きな声も音も苦手です。
第2位:ものを投げて気を引こうとする
娘は、自分の好きなおもちゃや絵本を猫に向かって投げて「これあげるから、遊ぼうよ」と誘います。しかし、猫は攻撃されたと勘違いして(実際、攻撃に見えます…)、距離は遠ざかるばかり(涙)。
第3位:破壊活動
破壊というか、子どもが大好きなものを散らかす行為ですね。猫のいるこたつテーブルの上にあるものや、おもちゃ箱をひっくり返して手当たり次第に床に落として散らかすことにハマっている娘。これが始まると、「避難開始ー!」とばかりに、猫は退散します。
第4位:触り方が雑
1歳の子どもの手はまだまだ不器用。思ったようにコントロールできません。猫を優しくサワサワしているときは、触らせてあげることのできる猫らですが、娘がうっかりグッと押してしまうことがあり、それが怖くて猫は、触らせてあげるときはビクビクビックル状態。いつでも逃げられる体勢は必須です。
第5位:大人しいと思ったら、突進してくる
ゴロゴロ寝っころがっていて、動きが少ないな、と思ったのに、突然立ち上がって猫を追いかける娘。猫はとにかく「突然」が大の苦手です。猫が高齢者のことが好きな理由がよく分かりました。最近娘は、おままごとのまね事をするようになり、ホラー映画でおなじみのジェイソンのように、おもちゃの包丁を振り上げて、ニコニコ顔で猫に向かっていきます。猫にとってはホラーそのものなので、散り散りになって逃げます。
以上、5位までご紹介しました。娘に限らず、乳幼児ってこんな感じじゃないかと思うのですが……違いますかね。
少しずつ、距離を縮める猫らと娘
猫らの気を引こうと、1歳児なりにあの手この手を試す娘ですが、猫らがこたつの下で眠っているときは、のぞくだけでウンウンとうなづいて満足することも。かと思えば、すぐに“破壊活動”で猫を起こしてしまったりするんですけどね。
全く距離が縮まってない、猫らにはストレスになっているのでは? と思われるかもしれませんが、猫らは、娘がベビーサークルの中にいて、突進できない状態であれば、物を投げられたりしても許せるようになってきました。キジトラ猫のモモは、自ら娘に近づくこともあり、“なんか子どもって怖いけど面白そう”という様子がうかがえるので、本当に少しずつではありますが、徐々に距離は縮まってきているようです。
いつか、娘の行動を猫が受け入れてくれるようになるのか、娘がセーブできるようになるのか、どっちが先なのかを、見守っていきたいと思っています。
きょうだいのように仲良くほのぼのした子どもと猫の話をよく聞きますが、この連載では「そんなに仲良くなかったけれど、最終的には仲良くなったよ」という話をご紹介することが目標です。
正直、すぐに子どもに寄り添う猫らの写真を撮れると思っていたのですが……、飼い主の思った通りにいかないのが猫のカワイイところなのです。「ウチとおんなじね」とか、「そんなケースもあるのね」なんて思ってもらえたら幸いです。
(ヤスダユキ)
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