子どもは「にゃんにゃん」とニコニコ でも、猫は逃げて触らせず
新年あけましておめでとうございます! 2020年も「猫アレルギーですけど」のサビ猫あんず、キジトラ猫モモをよろしくお願いいたします。
過去に、お正月に猫に着物を着せて写真を撮るのを試みようとしたこともありましたが、猫が喜ばないし、飼い主は疲弊するのでやめました。
今年はネズミ年ということですが、我が家にはヤモリは出るけどネズミは出ないし、ネズミのおもちゃには関心がないし、猫にとってはいつも通りの1年となりそうです。
名前で呼ばずに「にゃんにゃん」
昨年の秋から我が家に赤ちゃんが加わり、猫とこたつでまったり……ではなく、少しにぎやかなお正月となりました。
昨年のお正月の段階では、赤ちゃんはまだ目がよく見えておらず、一緒に暮らす猫の存在も認識していないほどでした。
そして1年がたち、ヒトの子どもの成長というものはすさまじく、最近では猫を見ると「にゃんにゃん(ハート)」と発言するようになった我が子。
しかし、我が家では猫らのことを「にゃんにゃん」などとは呼んでいませんでした。
当然「あんず」「モモ」と名前で呼んでいたし、子どもにも“世間一般の猫”というよりも、“家族としての猫”という認識をしてほしかったのです。一人っ子の我が子に「ホラ、おねえちゃんだよー」と、猫を紹介していました(我ながらアホみたいですが……)。
しかし、そんな私の気持ちは余計なお世話で、保育園で野良猫を見かけたときに「にゃんにゃん」と呼ぶ先生や先輩園児に影響されて「にゃんにゃん」を覚え、我が家の猫たちにもさらに親しみを感じるようになったようでした。
こんなことなら、家族だからとか小難しいことを考えずに、最初から「にゃんにゃん」って呼んでおけばよかったかな……と思います。小さな子どもにとっては、呼びやすいように呼ぶのが一番です。
猫と子ども、もっと仲良くなってほしい
そんなわけで、子どもは猫に対して、ニコニコ笑いかけて「にゃんにゃん」と呼ぶようになったのですが、猫たちの方は……子どもに対する態度に、ほぼ変化はありません。新生児の頃から、一歩二歩、いや五歩くらい引いている、という態度のままでいます。
冬場は、猫らはなるべく多くの時間こたつにいたいわけですが、こたつがあるところに子どもが来て遊んでいると、ササーッと逃げてしまいます。
子どもはといえば、最近、こたつの上にある本やリモコンなどの小物、その周辺にある様々な生活用品をかじったり、眺めたり、床に落としたりなどする“破壊活動”が気に入っていて、猫たちはそれが苦手なのです。
我が家では、子のいるところに猫はなし……という状態で、ろくに一緒に写真も撮れません。
モモは子どもが眠っているときはそばで見守ったりしていますが、子どもが活発に動いているときは、近づこうとしません。
でも、モモが寝そべっているところに、子どもが寄って行って「にゃんにゃん」と言いながらそっと触ると、多少は触らせてあげています。
子どもも、あまりしつこくしたら嫌がることを理解してきたのか、優しくササッと触るとニコっと笑い、満足してくれます。
人懐こいあんずのほうが、距離は遠いままです。あんずは甘えん坊で飼い主にべったりだったので、赤ちゃんが子どもに成長してもなお、嫉妬が続いているのです。
それでも、最近は子どもが人差し指を差し出すと、あんずは猫の習性でつい「クンクン」。すると、子は大喜びしてあんずに触れようとしますが……やっぱり逃げてしまいます。触らせてあげることもありますが、それはまれです。
一緒に暮らしているのに、触れる機会は、まるで都会の野良猫のように貴重……。まぁ、子どもにとって、猫とはそういうもので、しつこくしてはいけない、生き物全般的に、向こうから来たら可愛がってあげようね、ということを体感できているかもしれません。
とはいえ、やっぱり、もう少し猫と子どもに仲良くしてほしい。
最近、おもちゃで猫を遊ばせていると、おもちゃを持とうとする我が子。また、ボールを投げて、猫の気を引こうとすることもあります。
これが徐々に、子どもがおもちゃを上手く操れるようになれば、猫との距離もぐっと近づくのではないかと思っています。
今年は、猫と子どもが仲良くしている写真を撮る、それがこの連載の年頭の誓いです。
(ヤスダユキ)
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