体は重いし、愛はもっと重い　猫のぐっぴーが多義語を解説

　ぽっちゃり猫の「ぐっぴー」が身体を張って、ちょっと使い方の難しい言葉をゆる～く、おもしろく解説する「ぐ辞苑（ぐじえん）」。一つの単語でたくさん意味がある「多義語」。わかっているつもりでも、使う場面や使い方に迷うことがよくあります。そんな「多義語」の用例を「ぐっぴー」が写真入りで説明します。

　第１１回は「重い」です。

 （多義語の意味は、岩波書店『広辞苑（第七版）』によるものです）

意味その１：目方が多い。また、動かすのに大きな力を必要とする。

用例「重い体を懸命に動かし減量を目指す。」

【解説】　ご存知の方は少ないかもしれないが、ぐっぴーの体は重い。

　前回、前々回と、減量に向け日々努力していることをアピールしているが、実はあまり成果は出ていない。

　そこで、とうとうぐっぴーは「某体操」をして減量を目指すことにしたようだ。

「某体操」…それは、国民的エクササイズ、「ラジオ体操」である。

　ここに当該国民的エクササイズを行っているぐっぴーを隠し撮りした写真がある。

　まずは、胸を反らす運動。

　そして、体をねじる運動！

　で、終了。

　迫力だけはあるが、このペースでは減量までに１００年はかかる見込みだ。

 意味その２：貴い。重要だ。

用例「飼い主は、ぐっぴーが寝ながらご飯を食べることを重くみている。」

【解説】　無事に某国民的エクササイズを終えたぐっぴーは、久しぶりに動いて腹が減ったのであろう、おもむろに食事をとり始めた。

　その姿をとらえたのがこちらの写真である。

　間違いなく、これがあのわがままボディの元凶であると確認した飼い主は、このいわゆる「寝食べ」が行われていることを重く受け止め、今後のぐっぴーの指導を見直していきたい所存だ。

意味その３：物事の程度が、はなはだしい。

用例「ぐっぴーからの愛が重い。」

【解説】　ぐっぴーは飼い主のことが大好きだ。

　食事の時も

　仕事中も

　お風呂にも

　ついてくる。

　そして、無論寝るときも一緒だ。

　ぐっぴーからの愛が重すぎて、飼い主は恋人不要の体質になってしまったことは言うまでもない。

意味その４：挙動・性質などが、落ち着いている。動きがゆっくりしている。軽率でない。

用例「起き上がるも、腰が重い。」

【解説】　できるだけカロリーを節約して生活したいがため、一度ソファに座ってしまうと、立ち上がることに腰が重いぐっぴー。

　座らせてくれとお願いしても動いてくれない。

　しかし、ご飯のこととなると話は別なようだ。

　ちらっとおやつを見せただけで重い腰をすんなりと上げることができた。

　今後は座りたいときにはおやつをちらつかせることが決定した。

意味その５：気持が浮き立たない。

用例「病院に行くのは気が重い。」

【解説】　ぐっぴーはその体型も相まって、マメに病院に連行される。

　病院に行けば、あんなことやこんなことをされてしまうため、ぐっぴーにとっては、病院に行くことは気が重いことなのだ。

　しかし、人間同様、日ごろから病院で診てもらうことは、健康で長生きするためには重要なことである。

　気が重くても頑張ってあんなことやこんなことやあはーんなことをされても頑張るぐっぴーはおかげで今まで大きな病気にかかったことがない。（※保護時を除く。）

　猫も病院へいく習慣をつけることは大事なことだ。

ぐっぴーからのお知らせ

2019年3月21日（木・祝）、キャットスペース新宿御苑前にて、ぐっぴーからの感謝祭「春のぐぴ祭り feat. anicom」を開催いたします。
イベントは、ぐっぴーグッズの物販の他、ハズレなしのガチャガチャ「運来い！ガチャガチャ」や、粗品ならぬ「ぐ品」がもらえる参加型イベント「森の隠れぐっぴーを探せ」、インスタ投稿キャンペーンなど、内容盛りだくさんです！
ぐっぴーは自宅警備の仕事が多忙のため不在ですが、代理で飼い主が２匹、派遣されて終日おります。
参加は無料でどなたでもお越しいただけますので、気になった方は是非！お気軽にお越しください。
【詳　細】
イベント名：春のぐぴ祭り feat. anicom
日時：2019年3月21日（木・祝）12：30～16：30
場所：キャットスペース新宿御苑前（東京都新宿区富久町16-24富久ロータリービル　「新宿御苑前どうぶつ病院」２階）
アクセス：東京メトロ丸ノ内線 新宿御苑前駅 2番出口より徒歩約7分（地図）
※お問い合わせはInstagram @gupitaro　までダイレクトメッセージにてお願いいたします。
※詳細はこちらをご確認ください。