これは斬新! 新しい体の絞り方 猫のぐっぴーが多義語を解説
ぽっちゃり猫の「ぐっぴー」が身体を張って、ちょっと使い方の難しい言葉をゆる~く、おもしろく解説する「ぐ辞苑(ぐじえん)」。一つの単語でたくさん意味がある「多義語」。使う場面や使い方に迷うことがよくあります。そんな「多義語」の用例を「ぐっぴー」が写真入りで説明します。
第9回は「新しい」です。
(多義語の意味は、岩波書店『広辞苑(第七版)』によるものです)
意味その1:初めてである。
用例「新しいエクササイズを始めた。」
【解説】 ぐっぴーの今年の目標は体の絞り込みだ。目指すは体脂肪率7%だという。
今のぽっちゃりの原因が「猫背」であると考えるぐっぴーは、まずは猫背を治そうと考えているようで、最近はもっぱら謎エクササイズ「猫背矯正エぐササイズ」を実践している。
はしごに体を沿わせるように、体をまっすぐにしたり、肩甲骨を伸ばしたりしてストレッチをする。
涙ぐましい努力だ。しかし……
座ると絶対、猫背になることを彼は知らない。
意味その2:今までにないものや状態である。斬新である。
用例「新しい体の絞り方。」
【解説】 しかし猫背が治らないばかりか、逆に100g増量していることに強いショックをうけたぐっぴー。
やはり体は楽して絞るものであるとの結論に至った様子だ。
その結果、新しい体の絞り方を習得したという。
・・・。外向きだ。
意味その3:できたり起こったりして間がない。使い古されていない。
用例「新しい鏡が欲しい。」
【解説】 ぐっぴーは自慢の毛並みのケアのため、よく鏡を見る。
最近はInstagramのやりすぎで視力が悪くなったのか、拡大鏡を好むようになった。
我が家では、拡大鏡は風呂場にしかないため、水垢のついていない、新しい鏡に替えてくれと懇願しているのがこの写真である。
意味その4:生き生きとしている。(肉・野菜などが)新鮮である。
用例「やはり魚は新しいのに限る。」
【解説】 ぐっぴーへのお年賀は、ぐっぴーがずっとご所望であった「魚」にしようと思っていたのだが、骨をぬいてやるのが面倒臭いため、ぐっぴーには“もともと骨のない”新しい種の魚をごちそうしてやることにした。
ぐっぴーは疑うこともなくその“新しい魚”に興奮しているようだ。
もうヨダレがあふれてとまらない。
実はこの“新しい魚”は人形であり、実際には食べることはできない。
かぶりついた後、ぐっぴーがグレたのは言うまでもない。
意味その5:改めた後のものである。
用例「新しい年を迎えましたが、今年もよろしくお願いいたします。」
【解説】 新しい年がみなさま、またそのご家族にとって素晴らしいものでありますように。
そして、今年も何卒よろしくお願いいたします。
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