猫は少しおバカな方が平和? 指でさし示しても無反応…

手を伸ばして寝るのは好きなモモ。
手を伸ばして寝るのは好きなモモ。

 猫の知能は、人間でいうと2~3歳くらい、なんてよく言われますが、すごく賢いと感心する所と、おバカでかわいいと所があるかと思います。

 私は猫と暮らしていて、ちょっとおバカで良かったなと感じることもあります。

 例えば、さっきまで猫が寝ていた場所に、猫の毛がもっさりたまっていると、必死で掃除機をかけることがあります。吸引力の変わらないただ一つの掃除機で、それはそれは何度も何度も、何かに取り憑かれたかのようにかけまくります。

 または、猫をナデナデしまくったあと、鬼のように手を洗い、アルコール消毒まですることもありますし、猫トイレの掃除をするのに、ビニール手袋を使うこともあります。

 そんな様子を猫らは見ているわけですが、当然のように何の反応もありません。

「いや、猫ちゃんたちが汚いわけじゃなくて、私アレルギーだからさぁ…」なんて、よくわからない言い訳を猫にしたところで、猫らは「なによ、私が汚いっていうの!?」なんてことを言うわけでもないし、何も感じていないと思います。

 もし猫に5歳児くらいの知能があったら、ちょっと不穏な空気が漂っていたかもしれません……。

 こんな時、猫が良く分かっていないおかげで、私は気を使わないで清潔を保てるし、猫も不快な思いをしなくて済むし、良いことしかないなぁ……なんて実感しています。

コメンテーターもできる?利発なあんず。実際は何も考えていません。
コメンテーターもできる?利発なあんず。実際は何も考えていません。

 一方で、ちょっとおバカでもどかしい!と思うこともあります。

 例えば、我が家の猫らは“指差し”が分かりません。

「ほら、あそこにクモがいるよ」と人さし指で示しても、“指先の方向を見る”ということが分からないのです。

 指を突き出すと、その指自体に関心を持ち始め、指先をクンクンとかぎます。

「指じゃなくて、あっちあっち!!」

 と、指に興味を持つ猫らを振り払って、どんなに指を指しても全く伝わらず、どうやっても指で遊んでいるみたいになってしまいます。

  指で示したら、その方向を見る、というのは、人間にとっては誰に教わってできるようになったことでもないし、ワンコならできそうなことでもあります。

 でも、少なくとも我が家の猫らは理解していないので、猫にとっては元々備わっているような感覚ではないようです。

  まぁ、指差しが分からなくても、困ることはないのですが、いつか分かってもらえないかと、諦めずに指し続けたいです。

得意のスコ座りで毛づくろいするモモ
得意のスコ座りで毛づくろいするモモ

  我が家の猫らの場合、2匹とも“やってはいけないこと”の理解はできていて、そこは賢さを感じますが、大人しいキジトラ猫のモモよりも、元気なサビ猫のあんずのほうが、明らかに利発です。

  人の呼びかけに必ず返事をしたり、ワガママが通りそうなときを見越して大騒ぎをしたり、活発で何にでも興味をもつせいか、賢さが進んでいる感じがします。

 一方、モモは身を守ることが第一で、変化を好まない性格のせいか、何も考えず、ボーッと暮らすことを第一としているようです。

 猫たちは、自分が快適に暮らすために必要な“賢さ”を、あえて選んでいるような気もしています。一方で人間は、不必要な賢さを持ってしまっているのかもしれませんね。

(ヤスダユキ)

この特集について
猫アレルギーですけど
普通の家で飼われている猫「あんず」と「モモ」。飼い主の主婦が、2匹との生活や発見をユニークな視点で切り取る人気連載です。
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