老いていく愛犬 に「これからは私たちがあなたの眼になる」

眼がほとんど見えなくなった…? 愛犬ココと病院の待合室で)
眼がほとんど見えなくなった…? 愛犬ココと病院の待合室で)

 月イチだった診察が、獣医師から「次は2カ月後」と言っていただき、間隔があいたことで、回復に向かっていなくても、いい意味での現状維持だと思っていたココの眼。

 この1カ月ほどの様子といえば、特に変化もなく、右眼は見えておらず、左眼は光や影がぼんやりわかる程度なのだと勝手に想像していました。

 家の柱という柱や家具には緩衝材を巻き付け、ドアの角にもプチプチを貼りつけ、万が一、廊下を突進しても激突しないよう気を付けていますし、ゴハンのお皿を差し出す際にも、お皿の底を床にコンコンと当てながら「ここだよ~」と声をかけています。

 それでもココは距離感がつかめていないようで、ゴハンのお皿に足を踏み入れてしまうことがあったり、ソファやベッドから転げ落ちたりすることも……。幸い、けがをするまでには至っていませんが、そんな瞬間を目の当たりにしたときは、胸が締め付けられます。

 そんな折、また『安部動物病院』に行く日がやってきました。眼圧を測っていただいたり、レントゲンを撮っていただいたり、眼球の模型を使って、いまココの眼の中がどういう状況なのかを説明していただいたり、いつもの診察だったのですが、この日は「超音波検査」という新たな検査がありました。

 私は子供の頃から一度も眼鏡のお世話になったことがないほど視力が良く、まぁさすがにいまは老眼鏡やルーペのお世話になっていますが、まだまだ裸眼で過ごすことが大半。眼の中のパーツ名にもあまり馴染みがないため、正直なところ、先生の説明が100%わかっているわけではありません。

 ですが、超音波検査の結果をモニターで見せていただいたとき、初めてココの水晶体とか網膜とかが、正常な位置にはないことがわかりました。

 つまり、“いい意味での現状維持”ではなくなっていたのです。

 先生の説明を一緒に聞いていた夫も私も、ただ説明をうかがうしかなかったのですが、共に落胆。目から涙があふれました。

 ミニチュアピンシャーの中でも極小犬のココは、見た目には赤ちゃん犬のようですが、今年8月で12歳。

 老いていくココに寄り添い、できる限り、“ココの眼”になってあげるという誓いを新たにしました。

 いま、ココは私の顔をどれぐらい認識しているのか。そう考えただけで、また涙が出てきますが、そうした想いは、きっとココに伝わってしまっているハズ。

「病は気から」は人間だけでなく、動物も同じだと思うので、できるだけ明るく、元気良く、声をたくさん出しながらココと暮らしていこうと気持ちを新たにしているところです。

山田美保子
1957年生まれ。青山学院大学卒業後、ラジオレポーターを経て、放送作家、コラムニストなどを務める。「踊る!さんま御殿!!」「ノンストップ!」などを構成。ほかに雑誌、新聞、WEBに連載多数。

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