愛犬に「ものもらい」ができたら? 目薬&じんわり秘策で予防
![「クッキーくださいな」。あれ?目の下になんかある?](http://p.potaufeu.asahi.com/sippo-c/9105-l/picture/10575916/6d98c643158711c32d90714fc52f341a.jpg)
愛犬がオヤツのおねだりにやってきました。そのウルウルお目々に弱いのよねぇ。
ん?
よーく見ると、右の下まぶたにニキビみたいなのができてる……。
ああ、またかぁ。愛犬ぷりぷり、ときどき「ものもらい」ができてしまうのです。
正確には「マイボーム腺炎」。まぶたの上下、まつ毛の生え際にマイボーム腺という皮脂腺があり、そこから皮脂成分を分泌して、涙の蒸発を防いだり、まぶたの開閉を滑らかにしたりします。そこが目詰まりし、炎症を起こすのが「マイボーム腺炎」です。
![寄ってみると……下まぶたに「できもの」が!](http://p.potaufeu.asahi.com/sippo-c/35cd-l/picture/10575917/da58e993ad41154ebce16b1628650e35.jpg)
皮脂の分泌が滞るとドライアイの状態になるので、いつもより涙が増えちゃう。ウルウルお目々はそのためでした。
ちなみに、人間にもある目の病気。コンタクトレンズの長期使用や女性のアイメイクの影響で、最近増えてきているとか。
胆泥症の持病があるぷりぷりは、脂質の代謝があまり上手にできない体質で、マイボーム腺も詰まりがち。予防のためには毎日、朝晩の目薬が欠かせません。
![1日2回の目薬タイム。「ふふん、慣れたもんだワン」](http://p.potaufeu.asahi.com/sippo-c/38e0-l/picture/10575918/becd96e7833ebea746af5675dfce3138.jpg)
そして、さらなる秘策が。
それは、ホットアイマスク!
「皮脂は脂だから温めてあげると流れがよくなるんだよ」というかかりつけの先生の指導でスタート。ぬらしたハンドタオルをレンジでチンして温め、それを目に当てる……という、超原始的な民間療法的ケア。
さすがにそのままあてると熱いので、もう1枚のタオルにはさみ、目元を包みます。最初こそ「なっ、なにするワン⁉︎」とビビっていたぷりですが、今では「あ~気持ちええのぅ」とばかりに、まったりと身を委ねています。
![ホットアイマスク中の愛犬ぷりぷり。「極楽極楽♪」(と思っているかどうかはわからないけど)](http://p.potaufeu.asahi.com/sippo-c/f4e5-l/picture/10575919/31bd6a8cf636b5435021d0f76e9152e4.jpg)
この原始的ケア、あなどれません。ホットアイマスクを始めてから、ものもらいができる頻度がグッと減りました。今回、久々のマイボーム腺炎。でも、特別なことはせず、いつも通り1日2回の目薬&ホットアイマスクを続けたら、3日ほどで小さくなり、すっかりよくなりました。
そんな一部始終を先日、友人に話したときのこと。
「ぷりぷりに『ものもらい』ができちゃってさ。ホントいずそう」
友人はけげんそうに、「いずそう? 何それ?」
「・・へ? 『 ものもらい』ができたとき、『いずい』って言わない?」
「言わない。てか、それ何語?」
わが家では当たり前のように使っている「いずい」。ムズムズ不快とか、据わりが悪い感じとかを表現する北海道の方言。北海道出身の母ゆずりです。「ものもらい」ができたときの気持ち悪さを、なんともうまいこと言い得ていて、すごく便利な言葉なんだけどなぁ。
![「いずい? なにそれ?」](http://p.potaufeu.asahi.com/sippo-c/8136-l/picture/10575920/44d11f827465472e457b4c08b054115f.jpg)
私に「いずい? いずいっしょ?」としつこく聞かれた愛犬ぷりぷりも、困ったように首をかしげていました。
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