愛犬に「ものもらい」ができたら? 目薬&じんわり秘策で予防
愛犬がオヤツのおねだりにやってきました。そのウルウルお目々に弱いのよねぇ。
ん?
よーく見ると、右の下まぶたにニキビみたいなのができてる……。
ああ、またかぁ。愛犬ぷりぷり、ときどき「ものもらい」ができてしまうのです。
正確には「マイボーム腺炎」。まぶたの上下、まつ毛の生え際にマイボーム腺という皮脂腺があり、そこから皮脂成分を分泌して、涙の蒸発を防いだり、まぶたの開閉を滑らかにしたりします。そこが目詰まりし、炎症を起こすのが「マイボーム腺炎」です。
皮脂の分泌が滞るとドライアイの状態になるので、いつもより涙が増えちゃう。ウルウルお目々はそのためでした。
ちなみに、人間にもある目の病気。コンタクトレンズの長期使用や女性のアイメイクの影響で、最近増えてきているとか。
胆泥症の持病があるぷりぷりは、脂質の代謝があまり上手にできない体質で、マイボーム腺も詰まりがち。予防のためには毎日、朝晩の目薬が欠かせません。
そして、さらなる秘策が。
それは、ホットアイマスク!
「皮脂は脂だから温めてあげると流れがよくなるんだよ」というかかりつけの先生の指導でスタート。ぬらしたハンドタオルをレンジでチンして温め、それを目に当てる……という、超原始的な民間療法的ケア。
さすがにそのままあてると熱いので、もう1枚のタオルにはさみ、目元を包みます。最初こそ「なっ、なにするワン⁉︎」とビビっていたぷりですが、今では「あ~気持ちええのぅ」とばかりに、まったりと身を委ねています。
この原始的ケア、あなどれません。ホットアイマスクを始めてから、ものもらいができる頻度がグッと減りました。今回、久々のマイボーム腺炎。でも、特別なことはせず、いつも通り1日2回の目薬&ホットアイマスクを続けたら、3日ほどで小さくなり、すっかりよくなりました。
そんな一部始終を先日、友人に話したときのこと。
「ぷりぷりに『ものもらい』ができちゃってさ。ホントいずそう」
友人はけげんそうに、「いずそう? 何それ?」
「・・へ? 『 ものもらい』ができたとき、『いずい』って言わない?」
「言わない。てか、それ何語?」
わが家では当たり前のように使っている「いずい」。ムズムズ不快とか、据わりが悪い感じとかを表現する北海道の方言。北海道出身の母ゆずりです。「ものもらい」ができたときの気持ち悪さを、なんともうまいこと言い得ていて、すごく便利な言葉なんだけどなぁ。
私に「いずい? いずいっしょ?」としつこく聞かれた愛犬ぷりぷりも、困ったように首をかしげていました。
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