愛犬の食欲が落ちたときの手作りごはん研究 食感が大事!
少し時間が経ちましたが、あけましておめでとうございます!
昨年暮れにリンパ腫が発覚し、愛犬ぷりぷりは闘病中です。応援よろしくお願いいたします。
2回目の抗がん剤のあと、骨髄抑制という副作用で白血球、赤血球の数値が落ちてしまいました。特に赤血球がなかなか上がらず、3回目の治療までに2週間以上空き、引いていた内臓の腫れが戻ってきてしまいました。なかなか予定通りにはいかない。化学治療の難しさを痛感しています。
年末になんとか3回目をこなし、幸い大きな副作用もなかったため、お正月は家族水入らず、のんびり過ごすことができました。とはいえ、例年なら食っちゃ寝、飲んじゃ寝でグータラと過ごすところですが、大晦日も元旦から三が日も、私はキッチンに立っていました。
抗がん剤の直後、やはりどうしてもぷりの食欲が落ち気味に。体力を維持するためにも少しでも食べてほしい。それも、「おいしい!」と楽しみながら。ということで、ぷりの食欲を刺激するごはんやおやつ研究に勤しんだのです。
着目したのは「食感」。ぷりは汁気の多い「つゆだく」があまり好きでないので、カラッとした感じを目指そう。肉や魚と野菜類をフードプロセッサーにかけ、ミンチ状にしたら、天板に薄く伸ばしてオーブンで焦がさないようにじっくり焼き上げます。
端っこの方はクリスピーな感じで、これがぷりのツボにハマった様子。カリカリと音を立てながら、おいしそうに食べてくれます。
でも、同じものが続くと飽きてしまいがち。次に考えたのが「ジューシー」。汁気はないけど、全体的にしっとりした感じ。ワイン好きの私の大好物は、フランスの田舎料理「パテ・ド・カンパーニュ」。肉や内臓、野菜、ハーブやスパイスを練りこみ、蒸し焼きにしたシャルキュトリーです。これをアレンジしてみよう。
ということで、できました。名付けて「パテ・ド・ぷりぷり」!
「ほぼ肉」に見えますが、煮込んで細かく刻んだ野菜を練りこんでいます。手前味噌ながら、しっとりジューシーでいい感じに仕上がりました。
ぷりからも大好評! 「わーい、ごちそうだワン」と、ものすごい食いつきです。食感って大事だなぁ。
毎年、お正月には必ず作る「ぷりきんとん」も。焼きいもとヨーグルトを混ぜてペースト状にしたきんとんに、ダイス状のおいもを混ぜただけの手抜きオヤツだけど。
病気や治療の影響で、食べられなくなる子は多いと思います。愛するワンコやニャンコの食欲がなくなると、飼い主は悩みます。特に闘病中は、体力を失わないためにも少しでもいいから食べてほしい。ごはんを食べてくれるという、健康なときには当たり前のことが、どれだけ幸せなことだったかに気づかされます。
食べられるときには、食べることが楽しい、うれしいと感じられるように。これからも「ぷりごはん」研究に邁進するぞ! 一日一日、一歩ずつ、です。
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