玄関を開けたら、そこに猫がいる! 早く家に帰りたいわけ
自宅に帰ったとき、ペットが大喜びで迎えてくれる姿を見るのが夢でした。
犬は大抵しっぽを振って寄ってくるけど、猫はどうなんだろう? 少なくとも、しっぽは振らないだろうな、ということは飼う前から分かっていましたが……。
猫を飼っている友人宅に行くと、よそ者に対してデリケートな猫は、私という突然の客人のせいで、大抵隠れて出てこないか、暴れるかのどちらか。なので、家人が帰ったとき、猫がどんな反応をするのか知る由もありませんでした。
そして月日は流れ、“家に帰るとペット(猫)がいる生活”をついに手に入れた私。猫はというと、だいたい玄関に出迎えに来てくれます。
2匹のうち、主に出迎えに来てくれるのは、活発なサビ柄・あんず。
出迎えパターンのランキングはこんな感じです。
1位:玄関のドアを開けると、すでにいる。
2位:玄関のドアを開けると、すっ飛んで来る。
3位:玄関には出てこず、寝起きでぼーっとしたり、伸びたりしている。
そう、ほとんど出迎えに来てくれるのです! 例え犬のようにしっぽを振ってくれなくても、飛びついてきてくれなくても、扉を開けたら、猫がいる……こっちを見ているだけだけど、そこにいる。この嬉しさったらありません。
ちなみに、もう1匹の大人しいビビり猫モモは、1~2週間に1度、もしくは1泊以上帰らない日に出迎えに来てくれます。おそらく、モモの知らない外の世界に近い玄関は、恐ろしい出来事がある可能性が高い(?)ので、怖いからあまり行きたくないのでしょう。性格だから、仕方ない。
うちの猫に関しては、犬のように「待ってたよー」という雰囲気は感じられませんが、「帰ってきたなら、遊んでもらおう、おやつをせがもう」というワクワク感は感じられます。
なので、出迎えた後は、ほぼ100%の確率で“歓迎の爪とぎ”が始まり、ニャーニャーワーワー大騒ぎ。
おやつをあげるか、遊んであげるまで、このお祭り騒ぎは続きます。
ちなみに、極度にお腹がすいている場合、私は真っ先に食事にするので、食事の準備をしたり、食べている間の猫は「この時間は 遊んでくれない時間だ」ということが分かっているのか、大人しく待ち、食べ終わると、大騒ぎが再開します。(我ながら、いい子に育ってくれました)
ニャーニャーワーワーするだけでなく、もう少し頑張れば、猫でも「おかえり!」くらい言えるんじゃないかと、ふと思うことさえあります。
家に帰ったとき、電気がついていなくても、母が食事を作っていなくても、嫁が風呂を沸かして待っていなくても、猫がいるだけで、早く家に帰りたくなるものだと実感しています。
(ヤスダユキ)
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