ハンター、いまだ夫になつかず「夜は一緒に寝てるのに」

「もうちょっとなんだけどね」

「遊んでほしいんだよね。遊んでほしくて、ここまで近づいてくるんだけどダメなんだよね」

「夜は一緒に寝てるのにね」

 保護犬のハンターが正式譲渡になってから3カ月。我が家にやってきてからだと5カ月近く。独り言のように、夫は同じ言葉を繰り返しています。ハンター……いまだ夫にはなついてくれません。

 以前は、夫が帰宅すると、リビングを何十周も回り、「いつまで続くんだろう。頭がおかしくなりそうだ」とまで言わせていたハンター。

 そこからはだいぶ進歩して、調子のいいときは、頭をなでさせてくれたりもするのですが、夫が抱っこしようとすると、全身がこわばってしまったり、ガタガタと震えだしたりしてしまうのです。

 もっとも困るのは、夫からはご飯もトリート(おやつ)も食べないことです。よほど男性が苦手なのか、それとも、イヤな思い出があるのか……。

 夫も努力はしているのです。大きく低い声が苦手なのかもしれない――と、小声の高音で「ハンちゃん」と呼んでみたり、ハンターが好んで食べるトリートを持って近づいてみたり。でも、やっぱりダメで……。

「これからもずっとこうだったらどうしよう」

「知人の〇〇さんの家も保護犬を飼ってたんだけど、亡くなるまでずっとなつかなかったって……。やだなぁ、もう」

 と愚痴る夫。ついには、

「でも、逆じゃなくて良かったよね」

 と言いだしました。つまり、ハンターが自分にだけなついて、私にはなつかなかったら、そちらのほうが問題だった、というのです。

 それは、そうだったかもしれません。実はハンターは、最初の1週間ほどは、どちらかというと夫になついていたのです。そのころの私の落ち込みようといったら、それはもうハンパありませんでした。

 ですが、その後、私に対しては、すごく甘え始め、抱っこされるのが大好きになってくれたハンター。

 ちょっと甘やかしすぎかな……と思っていたら、最近は、抱っこされるのがそれほどブームではなくなり、イタズラをものすごくするようになりました。

 すっかり家庭犬となって、本性を出し始めたハンターですが、夫になついてくれるのはいつになることやら……。少しだけ(!)心配しています。

山田美保子
1957年生まれ。青山学院大学卒業後、ラジオレポーターを経て、放送作家、コラムニストなどを務める。『踊る!さんま御殿!!』の構成や、『バイキングMORE』『サンデージャポン』などのコメンテーターを務める。ほかに雑誌、新聞、WEBに連載多数。

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この連載について
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人気放送作家の山田美保子さんが愛犬たちとの日々をつづるブログ。ペット愛好家セレブの御用達グッズなど、芸能界の話題も。
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