与作との出会い 美代子さんへのあこがれ

動物愛護や「殺処分ゼロ」を目指して活動している芸能人や有名人の方がいまは本当にたくさんいらっしゃいます。
その中の代表的なお一人が浅田美代子さんであることは、皆さんもよくご存じでしょう。
実は私は、高校時代から美代子さんの大ファン。当時、テレビドラマ「時間ですよ」(TBS系)でデビューし、「赤い風船」という曲で歌番組の常連だった美代子さんのブロマイドやレコードを買いまくっていたものです。
「女学生の友」や「明星」から始まった〝切り抜き〟〝ファイリング〟はいまでも続けていて、いつまでもかわいらしく若々しい美代子さんを目指して、美容院まで同じところに通っているほどです。
昨年末、その美容院で偶然、美代子さんと背中合わせの席になりました。美代子さんはケータイのギャラリーに入っていた犬の画像を見せながら、「どう? この子」と聞いてくださいました。
美代子さんの家には、5匹の犬(すべて保護犬)がいて、5匹目となるラサ・アプソの「与作」だけは、預かり犬とのこと。懸命に飼い主さんを探していらっしゃるところだったのです。
私はその年の8月末にピンを失い、「次は保護犬で」と決意しながらも、なかなか行動に移せなかった頃でした。
というワケで、与作の画像は自分のココロの中にしっかり留め、機会を待ちました。
果たして、その機会はすぐにやってきました。私が連載している「女性セブン」で、その頃、頻発していた犬にまつわる事件について美代子さんと対談をさせていただくことになったのです。
グラビアの対談だったこともあり、スタジオには美代子さんの愛犬たちもやってきました。
「このあいだ、写真を見せていただいた子……与作はどの子ですか?」と聞くと、「与作は、お留守番!」と美代子さん。預かり犬で、いずれ、誰かの家で飼われることになるであろう与作と未来の飼い主さんを気遣い、置いていらしたのだと思われます。
私はもう飼う気マンマンで、お見合いさせようと、この日、スタジオにココを連れてきていたのです。「ホント? ホントに飼う?」と私の真意を確認した美代子さんは、「じゃあ、連れてくる」とマネジャーさんに指示。与作を迎えに行ってくださったのです。
私も、「じゃあ、ダンナも呼びます」と夫に電話をし、急きょ、浅田家・山田家の〝お見合い〟が執り行われることになりました。
私は初めて飼った犬がミニチュア・ピンシャーだったこともあり、どちらかというと短毛の犬が好みではありました。でも、これは〝ご縁〝だし、他でもない、あこがれの浅田美代子さんが保護なさった犬をわが家に迎え入れることは、私にとって光栄以外の何ものでもありませんでした。
その後、不勉強にも「じゃあ、とりあえず、連れて帰ります」と言う私に、美代子さんは保護犬を迎えるときのルールを丁寧に教えてくださいました。1週間後、美代子さんが与作を連れてきてくれる日が決まりました。
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