いつになったら換毛期が終わるのか ほぼ通年、頭を悩ませる愛犬「福」の抜け毛問題 

ラバーブラシでブラッシング。気持ちいいっていうより、見てみぬふりしてる感じ?

 月刊誌『天然生活』『ESSE』で編集長をつとめ、数多くのヒット作をつくり続けている編集者の小林孝延さんこと「とーさん」は、困り顔の元保護犬「福」と元保護猫の「とも」「もえ」と暮らしています。

(末尾に写真特集があります)

唯一頭を悩ませるもの

 かんもうき。換毛期。いったいいつになったら終わるのか……。

 福を迎え入れて以来本当に幸せなことしかないのだけど、唯一、頭を悩ませつづけているのが抜け毛問題です。

 福の毛は外側に針金みたいな太くて硬い毛(オーバーコート)、内側にふわふわ水鳥ダウンみたいな白くてやわらかい毛(アンダーコート)で覆われたダブルコート。犬種でいうと柴やゴールデン・レトリーバーなどが同じダブルコート種で、気温に応じてアンダーコートが生え変わることで体温調整をはかっているそうです。一般的にはダブルコートの犬は寒さにも強いとか。ウールのセーター重ね着しているようなもんだもんね。

 そしてちょうど今がまさにそのタイミング。1月のめちゃめちゃ抜け毛時期になっています。抜けても抜けても毛が湧いてくるのです(涙)。おそらくこれが2月まで続いて少し落ち着いたら、また春になって4月から5月に第二波。さらに7月から8月に第三波。さらに10月から11月に第四波……って、一年中かい!なんか年がら年中抜け毛に悩まされている気がするなあ

試行錯誤の末

 抜け毛対策で肝心なのはブラッシングと聞き、これまでありとあらゆるブラシを試してきました。いろいろ試した結果、今はスリッカータイプと呼ばれるごっそり毛をすき取るタイプと、抜けて体にまとわりついた毛や、ちょこっと触っただけで抜けちゃいうくらいぎりぎり体にしがみついている毛をぬぐいとるラバータイプの併用に落ち着いています。

気持ちにゆとりがあるときは丁寧にやさしくしてくれるのだけど、バタバタ慌てるときはちょっとラフになるとーさん。「もっとやさしくしてね」(福の心の声)

 以前は手袋の手のひら部分にイボイボがついたものを多用していたのですが、なんかね、使っているうちにめっちゃ臭くなるんですよ(笑)。なのでいまは前記の2種類でがんばっています。しかし難しいのはスリッカータイプ。これ、やればやるだけ抜けるからいったいどこまですいていいのか悩んでしまいまません??あんまりやりすぎるとハゲになっちゃいますからね。地肌に傷をつけないよう丁寧にブラッシングしなければなりません。

それでもやっぱり

 とーさんと福は毎朝の散歩の後にブラッシングとシャワーがお約束。日々、丁寧に毛の具合を確認することで、スキンシップとマッサージにもなるし、皮膚病やノミやダニなどの早期発見にもつながります(つい先日も背中に赤い皮膚の湿疹を発見。すぐさま病院に連れていったのでした)。

ブラッシング後のシャワータイムが大好き

 まあ、それでもね、そんだけしたところで結局は抜け毛の掃除に追われる毎日。ハンディ掃除機とコロコロは手放せません。みなさんはどんな対策してますか?妙案あったらぜひ教えてほしいとーさんなのでした。

(次回は2月18日公開予定です)

【前の回】とーさんと元保護犬・福 まるでジェットコースターのようだった2023年を振り返る

小林 孝延
編集者・文筆家。出版社在籍中は『天然生活』『ESSE』の元編集長、『ハニオ日記』石田ゆり子著ほか、ライフスタイル系の雑誌・書籍を多数手がける。2023年10月に著書『妻が余命宣告されたとき、僕は保護犬を飼うことにした』(鳴風舎)を刊行

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この連載について
とーさんの保護犬日記
困り顔の元保護犬「福」の「とーさん」になった編集者の小林孝延さんが、いとおしくも前途多難な保護犬ライフを語ります。
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