犬も猫も人も全員ぬくぬく 福が穴をあけて5年、ついにベッドを新調!
月刊誌『天然生活』『ESSE』で編集長をつとめ、数多くのヒット書籍をつくり続けている編集者の小林孝延さんこと「とーさん」は、困り顔の元保護犬「福」と元野良猫の「とも」「もえ」と暮らしています。今回は、ベッドについてのお話です。
ベッドには福の穴掘りで大きな穴が…
どうもお寒うございます。
さてさて、「福」、「とも」、「もえ」との愛情を温めるために、とーさんは長年にわたりリビングで寝袋生活を敢行中ですが、近頃我が家のベッド事情にちょっとした変化がありました。
実を言いますと、とーさんの寝袋睡眠生活と同じくらい、娘の就寝環境もよろしくありませんでした。娘はずいぶん昔に買ってあげたソファベッド的なもので寝ているのですが、福を我が家に迎え入れた5年ほど前、福の穴掘り行為によりそのソファベッドには大穴があいてしまっているのです。
ところで犬ってなんであんなに必死こいて穴を掘るんですかね??一説には「オオカミから進化した犬たちはDNAに刻まれた習性によって、大切なエサを隠そうとしている」や「安心して眠るための環境を作っている」などと言われていますが、果たして実際のことろどうなんでしょうかね……。
毎晩繰り広げられる福と娘の小競り合い
で、娘のソファの大穴は応急処置として、とりあえずちぎったウレタンなど適当なもので詰め物をしてはや5年。すでに応急ではなく恒久になっている次第で……まあ、それでもなんとかだましだまし使い続けているのです。
しかし、大きな穴があいてるもんだから、寝心地が悪いのなんのって。しかも福が暴れるたびにベッドの中からわさわさと現れるなぞのつぶつぶ物質(ベッド内部のなぞの物体)。これが福やともやもえの毛に雪のように静電気でからみついて、もうほんと大変。
娘が眠る時も、その穴の上では寝たくないから福と狭いベッドの上で場所の取り合い。
「ちょっと福ちゃん!!もっとそっちいってよ!!!」
プンスカ、プンスカと夜な夜な姉妹喧嘩的な小競り合いが繰り広げられているのです。
そこで、さすがにこの状況は改善すべきと、ようやくとーさんは重い腰をあげ、娘のベッド、そして勢いで羽毛布団をまとめて購入したのでした。
新調ベッドに福はすっかり朝寝坊
ベッド搬入直後、娘よりも早く飛び乗った福はくるくる回って大喜び!!!どかっと横になると気持ちよさそうに寝息をすーすー。やっぱり福にともっても居心地悪かったんだねえ。ほんとごめんね。
それ以来、娘と福の睡眠環境は大幅に改善。すっかり朝寝坊になってしまい、毎朝、散歩のために起こしにいくと、めちゃくちゃいやそーーーな顔をしてこちらを一瞥、気がつかないふりをして二度寝に入る福なのであります。
とーさんと愛猫は“お下がり”で幸せ
ところで、娘に羽布団を買ったことで、自動的にそれまで娘と福が使っていた羽布団のお下がりをこのたび、とーさんが使うことにしました(一枚しか布団持ってなかったんかい!!)
いやーーー、数年ぶりに布団で寝ましたが、こんなに気持ちがいいものだなんて私知りませんでした。これには我が家の猫兄妹とも&もえも大喜び。するっと布団の中に入ってきてとーさんに寄り添ってくれるのでありました。
じわじわと伝わる温もりと、気配。この幸せをじっくり味わいながら、寒い冬の夜のささやかな幸せをかみしめるのが目下のところ、大きなお喜びとなっています。
あしかけ2年、ようやく朝まで一緒に眠ることができるようになりましたよ。
ということで、ぜひみさんも布団で眠ることをおすすめします。(たぶんほとんどの人はそうしてるわ)
(次回3月19日公開予定です)
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