猫が2匹いてよかった! そう思った理由は、 愛猫のひげについたアレのせい!?

 我が家にはサビ猫のあんず、キジトラ猫のモモと、2匹の猫が暮らしていますが、猫が複数いてよかったなあ、と思うことがよくあります。

 先日は、非常にくだらないきっかけでそう思いました。

ちゅ~るがひげに! どうする!?

 事のはじまりは、我が家でついにオヤツ用の「ちゅ~る」を導入したことからでした。

 その食い付きたるやすさまじく、CMや各方面で耳にしていた話通り、大好評でした。おやつジャンキーのサビ猫あんずは、目を見開いて「うっひょ~」という様子で食いつきます。

 まあ、キジトラ猫モモの場合は、「あ、今日はこれ?」といった様子で、ほかのごはんと何ら変わりない対応なのですがね……。この子は、ごはんのことに関しては、実に手間のかからない猫です。

サビ猫「あんず」とキジトラ猫「モモ」
よく見る光景。主にモモがあんずを枕にします

 あんずがいつものように、お昼寝から目覚めて、おやつをねだりにやってきたときのこと。

 最近のおやつのバリエーションは豊富で、猫用にぼし、乾燥ササミ、ちゅ~ると選べます。

 あんずに「どれにするぅ~?」と、小躍りしながらテンション高めに質問してみましたが、「何なの? 何やってんの!? 早くちょうだい!」という態度なのが寂しい限り。

 めげずに「じゃあ、今日はちゅ~るにしちゃおうかな~」と、キッチンからちゅ~るのスティックを出すやいなや、あんず大歓喜!

「ニャニャニャニャー!」

 今度は、あんずが小躍りする勢いで私の足元を回ります。

サビ猫「あんず」とキジトラ猫「モモ」
寝床でもないところでも一緒

 ちゅ~るといえば、スティックを直接舐めさせて、その猫の非常にカワイイ様子を見るのが醍醐味かと思います。

 しかし、私はこれといった理由なく、これまで10年間“ごはんもオヤツも、エサ入れの中で食べること(娘があげるときは例外) ”という謎のマナーを作っていました。なぜだか、自分が勝手に作ったその謎マナーを破ることができず、ちゅ~るもエサ入れの中にチュッと注入して食べさせているんです。

 それで、いつものように、ちゅ~るを持ってあんずと共にエサ場へ向かいました。私もあんずもルンルンです。

「ほーら、お食べ~」

 エサ入れにチュッと柔らかいちゅ~るを注入。

 すると、あんずの気がはやって、ちょうど注入されているところに顔を出しました。いつもなら、サッと避けられるのに、その日はあんずの動きに追いつけず、うっかりあんずの“ひげ”にちゅ~るが付いてしまいました。

「わぁぁー! おひげに! 大変!」

 と、とっさに手で拭き取ろうかと思いましたが、ちょっと待って。ひげって、めちゃくちゃ敏感なところだよね。触ってもいいものだろうか……。

 あんずは、ひげについたちゅ~るをちょっと気にしながらも、エサ入れの中に入ったちゅ~るをペロペロと舐めています。

 どうしよう、おひげのちゅ~る……。すると、モモも遅れてのそのそやってきました。そこで、あんずのひげのちゅ~るの始末について、思いついたのです。

「モモに舐めてもらえばいいんだ!」

サビ猫「あんず」とキジトラ猫「モモ」
何をするでもなく一緒

 匹は、1日に何度もお互いの顔や体を舐めあい、毛づくろいをしています(そこも、匹いてよかったポイントの一つ)。なので、ちゅ~るなんかが付いていたら真っ先に舐めるでしょう。ああ、こんな時こそ猫が2匹いてよかった! そう思って、見守りました。

 するとモモは、あんずがちゅ~るを猛烈に舐めている横で、もう一つのエサ入れに元々残っていたカリカリえさをマイペースに食べ始めました。

「カリカリカリ……」

「モモちゃん、あんずのおひげをなんとかしてぇ~」

 言葉で頼んでみましたが、ゆっくり食べるのみのモモ。ちゅ~るの香りなど、一切気にしていません。

 そうこうしているうちに、あんずはおやつを食べ終わり、口の周りをペロペロし始めました。そして、お手々でクルクルと顔を洗っているうちに、おひげのちゅ~るもなくなっていました。

 そうか……猫って、顔を洗うんだっけ……。私の焦りって一体……。

 結局、2匹はそれぞれに空腹を満たし、“猫が2匹いてよかった”と思っただけで、役に立ったわけではないですね……。

サビ猫「あんず」とキジトラ猫「モモ」
これから寝るそうです

当たり前に一緒にいる2

 一方、2匹以上いると、賃貸物件に住んでいる場合は困ることもあります。“猫1匹までならOK”としている物件が意外とあるから。

 我が家の物件の場合、猫は2匹程度ならOKなので、この家に住みながら匹を迎え入れることができましたが、引っ越しとなると、選択肢が狭まるのは事実。まぁ、引っ越す予定もないし、引っ越し先が一切ないわけではないので、その点は楽観視しています。

 我が家の場合、猫と共に暮らそう!と思ったとき、“2匹いたほうが猫もさみしくない”“保護猫を譲ってもらうので、匹でも多く家に迎えたい”など考えて匹同時に迎え入れました。匹は同じところで保護されていたので、自分たちを姉妹だと思っている節もあります。

 猫が我が家に来てから、当たり前に2匹一緒なので普段は意識しませんが、いつもこの匹が一緒でよかったなぁ……と思うんです。

 ちゅ~るの件は、単なる思い込みでしたがね……。

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安田有希子
2015年からsippoにて「猫アレルギーですけど」の連載開始。2匹の元保護猫と暮らして4年目に猫アレルギーが発覚するも、平和に暮らす。猫の好きなパーツは、小さく並んだ門歯。幼少の頃「うちのタマ知りませんか?」のすごろくに大ハマりした年代。栃木県出身。

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この特集について
猫アレルギーですけど
普通の家で飼われている猫「あんず」と「モモ」。飼い主の主婦が、2匹との生活や発見をユニークな視点で切り取る人気連載です。
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