お散歩大好きな愛犬「モカ」 15歳でついにハーネスデビュー
こんにちは。sippo編集部のこみやまです。私はいま、15歳になった柴犬のおばあちゃん「モカ」と暮らしています。
愛犬が年をとることに最初は戸惑いがありましたが、いつの間にか慣れるものですね。老犬ってかわいいなぁと気づけるようになったら、新しい発見がたくさんありました。
素晴らしき老犬ライフ
老犬ラブなみなさんはご存じの、老犬にしか出せないあの“ふわ〜”っとした「妖精感」。たまりませんよね〜。若い頃にできたことができなくなり、寝ている時間が増え、たまに壁に向かってぼ〜っとする……。それはネガティブなことではなく愛おしさが増えただけ。素晴らしき老犬ライフです。
先日15歳になったお散歩好きなモカの歩行速度が遅くなったのは、およそ3カ月前。急にスローペースになりました。いままで私たちは早歩きがちょうどよかったので、ゆっくり歩くことがこんなに大変で、普段と違う体力を使うのだと知りました。
祝・ハーネスデビュー 苦手を考察
モカのお散歩は、大雨・強風・雷以外、毎日2回(たまには3回)行きます。ひっぱり癖がないので首輪でも問題なかったのですが、じつはいままでに何度もハーネスにも挑戦してきたんです。ですが悲しいかな、モカはハーネス嫌いで、今までほとんど使わずさよならしたのが何本も。その都度、一万円くらいの出費です(泣)。
しかし老犬になったいま、そうは言っていられません。お散歩中にふらつくこともあるし、この先もお散歩活動を楽しんでいただくためにも、あらためてハーネスを探し直すことにしました。
いままで試したのは、デザインがかわいい布帛タイプから、アウトドアで使える軽いタイプ、胴回りをカバーする布の面積が広いもの、少ないものなど……。
何がいやだったのか考えた結果、モカの場合、体にまとわりつく感覚と、ハーネスを装着するときに前脚を通すこと、さらに歩いている途中でハーネスがずれたり着けてる感があるのが不快だったのではないかと……。
今回新調したハーネスでは、首からかぶるけれど、前脚を通さないタイプを選びました。胴回りは留め具とベルクロ(マジックテープ)で程よくフィットさせることができます。
初めて着けるとき「キャン」と小さい声で泣き、お散歩中も体をぶるぶるっとしましたが、考察正解! お散歩は3日目から、装着については1週間くらいで慣れてくれました!
ハーネス自体はクッション性が少しあるふかふか素材なので、モカを支えるときの負荷が軽減されるのではと思います。15歳にしてようやくハーネスデビューができて、ひと安心。
しばらくこのハーネスで、お散歩活動を楽しもうと思います。(購入したのはTrue love ソフトメッシュ スポーツ ハーネスのSサイズ。モカの体重は9キロです。リンクはこちら ※楽天市場のサイトが開きます)
外を歩けば声をかけられない日がない
愛犬の歩みが遅くなると同時に、すれ違う人々に声をかけられることが増えました。モカさん、かなり遅いですからね、目に留まるようです。
以前と変わったのは、それが特にお年寄りに多いというところ。「何歳なの? 一緒にがんばろう」「うちの犬は○歳まで生きたよ」が多いです。もう、声をかけられない日はないですね。
なかでも印象的だったのは、だいぶ暗くなった夕方にすれ違った30代くらいの女性。私たちの横を通りすぎるときに、モカに向かって「がんばってるね。ゆっくりでいいよ」と、とてもやさしい声で話しかけてくれました。
この女性、私の顔を見て「あ、あ」と言葉を詰まらせていたんですが、その様子から、とにかくモカに伝えたくなったんだなぁとわかりました。その方のモカに対して込み上げてきた気持ちを想像すると、うれしくて涙が出そうになります。
この数カ月は愛犬のおかげで、犬を大切に思う人がたくさんいたことに気づかせてもらいました。あいさつをしたり、お互いを励まし合える、そんなかけがえのない時間が増えました。
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