3歳になった愛猫ぐっと頼れる存在に 姉弟猫たちもすくすく成長

 今月、我が家のはっぴーが3歳になりました。体が大きくなり、精神的にもだいぶおとなになったようです。つい最近、同居猫と私にアクシデントがありましたが、はっぴーが支えてくれました。一緒に保護された姉弟猫の飼い主さんにも、最近の様子を聞いてみました。

(末尾に写真特集があります)

不調のイヌオと私に寄りそう

「誕生日おめでとう。3歳になったんだね」

 5月10日、愛猫はっぴーが3歳になりました。保護主さんが(保護した日から)換算して教えてくれた誕生日です。

 小さかったはっぴーも、6㎏超えの立派な青年になりました。子どもっぽいこところもまだありますが、だいぶ頼れる存在になってきました。

「しっかりして、僕がいるから」イヌオを抱えこむはっぴー
「しっかりして、僕がいるから」イヌオを抱えこむはっぴー

 じつは最近、うちでは事件が連発。4月はじめに先住の同居猫イヌオ(16歳)が突然ひきつけを起こし、倒れてしまいました。幸いすぐに意識を取り戻しましたが、その後から頻繁に鳴くようになりました。ごはんを食べても、2時間後には「まだー」と絶叫します。

 はっぴーはイヌオの変化に気づき、鳴くとすぐ側にいき、時にはぎゅっと抱いて「だいじょうぶ、俺がいる」とでもいうように、守るような態度を見せるようになりました。2匹の写真を何枚かインスタに載せると、「彼氏味が増した?」なんてコメントももらいました。

けがしたママに寄りそいながら、指をちゅぱ~
けがしたママに寄りそいながら、指をちゅぱ~

 イヌオが倒れた2週間後、私は自転車で転倒して、手の甲と胸の骨を折るというけがをしてしまいました。「猫にごはんをあげなきゃ」という一心で自転車を引きずり帰宅。入院には至りませんでしたが、手にギプス、胸をバンドで固定し、自宅でしばらく寝ていました。

 そんな私に、はっぴーは「早く良くなれ」とでもいうように、長時間、寄りそってくれました。グルグルとのどを慣らす音を聞いていると、痛みが遠のくような心地よさがありました。

 胸に急にドーンと乗られて、「いまはダメ(イタイから)」とおろすと、次からはそ~っと乗るようになりました。状況をわかってくれたようです。

 とにかくこの1カ月ほど、はっぴーはイヌオと私の介護役に大忙しだったのです。

姉妹に起きた下克上

 一緒に保護されたはっぴーの姉妹、エレナちゃんとソフィちゃんは元気にしているかな?と思い、3歳になったお祝いのメッセージを送ってみました。

姉御のエレナ(上)と妹分のソフィ。3歳の誕生日に立場逆転?(坂本さん提供)
姉御のエレナ(上)と妹分のソフィ。3歳の誕生日に立場逆転?(坂本さん提供)

 エレナちゃんは日本動物愛護協会のCM「にゃんぱく宣言」に出演、ポスターのモデルもする美猫さんです。飼い主の坂本さんによれば、エレナの体重は現在6.6㎏。ソフィは4.2㎏。体格差=上下関係だったようですが、誕生日に「下克上」が起きたとのこと。

「体が大きく頭もいいエレナがずっと“お姉さん”で、日なたぼっこ時の良いポジションなどはエレナが優先して陣取っていましたが、5月10日に突然、今までにない大げんかが始まり、ソフィがいつになく威嚇していたんです。“ソフィ3歳の下克上”ですね(笑)。数時間後には仲直りをしたのですが、それ以降、エレナがソフィに譲る事が少し増えた気がします」

3年前のはやて、ソフィ、エレナ、はっぴー(日本動物愛護協会スタッフ提供)
3年前のはやて、ソフィ、エレナ、はっぴー(日本動物愛護協会スタッフ提供)

 姉妹猫は、小学5年生になった長男との関係にも変化があったよう。以前は子ども部屋の2段ベッドで長女(中学2年)とばかり寝ていたので、長男は「僕もいつか一緒に寝たい」と言っていたのです。ついに、その夢がかなったようです。

「最近、息子が姉と離れてひとり部屋に移動したのですが、はじめてひとりで寝る日に、なんと猫たちが2匹とも息子の部屋に行ってベットで一緒に寝ていました」

 エレナちゃんとソフィちゃんから、一歩おとなに近づいた長男へのお祝いだったのかも。(姉妹たち、グッドジョブ!)

はっぴーの兄弟はやて君は大柄イケメンに(飼い主の坂本さん提供)
はっぴーの兄弟はやて君は大柄イケメンに(飼い主の坂本さん提供)

兄弟はダイエットに挑戦

 坂本さんの親戚宅で、はっぴーの兄弟はやてくんが、先住のヒメちゃんと暮らしています。こちらの飼い主、坂本さんにも様子を聞きました。はやて君もぐっと成長したようです。

「はやては、病気にもならずに健康に育ってくれて幸せです。定期検査の血液検査でもまったく問題ないので安心しています。ただ育ちすぎて(笑)、なんと体重が6.8kgになってしまいました。これからいっぱい遊んでダイエットさせてあげようと思っています」

 保護時はきゃしゃなイメージがありましたが、きょうだい4匹の中でいちばん大きくなったのです。でもずっと変わらず甘えん坊みたい。そこははっぴーに似ています。

「朝などは、顔をなめて起こしにきます。家族の皆に対して甘えるので、ごはんをもらいすぎのところがありますね…指のおしゃぶりはしなくなって残念ですが(笑い)その代わりに私たちの腕を抱きかかえて顔をぎゅうっと押しつけてくるのが、ありえないくらい可愛いです」

 甘えん上手で家族に可愛がられているはやて君。ヒメちゃんとの関係は?

「ふだんはあまり一緒にいないです。はやてが抱きついてくるのが嫌みたいで、ヒメが怒ります(笑い)。たまのたま~に一緒に寝ています」

 4匹で保護された“四つ葉のクローバー”は3年経ち、それぞれの家で、健やかにのびのびと葉をひろげています。

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藤村かおり
小説など創作活動を経て90年代からペットの取材を手がける。2011年~2017年「週刊朝日」記者。2017年から「sippo」ライター。猫歴約30年。今は17歳の黒猫イヌオと、3歳のキジ猫はっぴー(ふまたん)と暮らす。@megmilk8686

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この特集について
ねこ飼い日記
古い魚屋の天井が崩れ、落ちてきた子猫「はっぴー」。その成長と、引き取った筆者との生活ぶりを同時進行でつづっています。
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