愛猫が年賀状のモデルに! 印刷を頼むと動物のための寄付になる
ネットで何でもすむ時代、近頃は年賀状を出さない人も多くなったようです。私もどうしようかと考えていたのですが、思わぬニュースが届きました。愛猫の「はっぴー(ふまたん)」と「イヌオ」が、社会貢献を目的とした年賀状のモデルに選ばれたのです。ねずみ年に猫の年賀状、みなさんもどうですか?
「お宅の猫ちゃんたちが、来年の年賀状のモデルに選ばれました」
先日、日本動物愛護協会から、そんな連絡をもらいました。はっぴー(2歳)とイヌオ(16歳)がモデルになるのは「社会貢献年賀状」で、売り上げの一部が、動物たちのために寄付されるそうです。
日本動物愛護協会の担当者によれば、この年賀状を作るのは今年で2度目。
「一昨年5月、総合商研株式会社から、社会貢献のために年賀状を作りたいという話を頂きました。年賀状印刷の申し込みリーフレットに、動物たちの写真入り年賀状が掲載されます。寄付は、飼い主のいない猫の不妊去勢手術費用の助成、行き場のなくなった動物たちの新たな家族探しのために役立てていきます」
2019年版は「地域猫と保護犬」をモデルにした3種類でしたが、来年は「保護猫と保護犬」の写真で5種類のデザインを作るそうです。これに、はっぴーたちが選ばれたわけです。
はっぴーは2年半前、都内の魚屋の屋根裏で3匹のきょうだいとともに生まれ、店主と日本動物愛護協会に救出された保護猫です。「みなが幸せのなるように」と四つ葉のクローバーをヒントに「はっぴー(幸せ)」「あいちゃん(愛)」「のぞみん(希望)」「まこちゃん(誠実)」と仮の名を協会でつけてもらい、その後、三つの家にもらわれて、すくすく。
姉妹猫のあいちゃんは、テレビCMの『にゃんぱく宣言』のモデルになったのですが、「その兄妹猫の幸せな笑顔を“新年の顔”として届けたい」というのが選考理由だったそうです。イヌオは歌手の佐良直美さん(栃木のアニマルファンスィアーズクラブ代表)から紹介された保護猫ですが、はっぴーの親友として登場することに。
犬のモデルは、長野のりんご農園で暮らす11歳10カ月のゴロー。
「飼い主さんが他界して、埼玉県の保健所に収容されましたが、相談を受けて殺処分寸前のところを救出しました。保健所職員の方も預かり先を探すなど尽力し、ゴローさんは結局、ご縁のあった長野県安曇野市のご家族と今も幸せに暮らしています」
この年賀状のリーフレットは、スーパーのOdakyuOXや相鉄ローゼンなどに置いてあるほか、インターネットで申し込みもできます。社会貢献にもなるし、私もこのはがきで新年の挨拶をしようと思います。
もともと、はっぴーと出会ったのは、日本動物愛護協会が都内で開いた譲渡会でした。きょうだいの中で一番小さかったのに、今や6.5キロ、本当に大きくなりました。顔つきもどんどんやわらかくなり、毎日甘えてくれるので、私の方が幸せを分けてもらっているように感じます。
日本動物愛護協会では、間もなく年内最後の犬猫譲渡会を開くそうです。世の中にはまだまだ家族を探す犬や猫が多くいるので、その子たちの存在を知ってほしいな、とも思います。
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- 犬猫譲渡会
- 日時:12月7日(土) 8日(日)11時~14時
場所:フジスター株式会社 久喜物流センター(ポールスターロジスティクス)
埼玉県久喜市野久喜264-14 (久喜駅東口から徒歩15分)
入場料:無料
参加:犬10匹、猫20~30匹
同会場で10時~16時、婦人服などのチャリティファミリーセールや、写真展も開かれる
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