不衛生な状態で猫14匹を飼育 虐待の疑いで書類送検
多数の猫を不衛生な状態で飼育したとして、北海道警の札幌南署は3月1日、札幌市東区のいずれも派遣社員の男(48)と妻(46)を動物愛護法違反(虐待)の疑いで書類送検し、発表した。夫婦は「餌をやるだけで金銭的に精いっぱいになってしまった」と容疑を認めているという。
署によると、夫婦は昨年8~10月、同市南区の住宅で猫の排泄(はいせつ)物や死骸を放置したまま、14匹を飼育して虐待した疑いがある。夫婦は以前この住宅で暮らしており、「お金がなくて去勢できず猫が増えてしまった」などと説明している。昨年7月ごろから、「異臭がする」などと近所の住人の通報が相次いでいた。猫はすでに同市の動物愛護団体に引き取られたという。
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