猫の「ニャー!」はワガママのはじまり? どこまで聞いていい?

ソファの掃除に、反対の意思を示すあんず
ソファの掃除に、反対の意思を示すあんず

 猫と飼い主の意思疎通の仕方は、それぞれあるかと思います。


 しっぽで感情を表したり、動きで示したり、アイコンタクトしてみたり。猫の言葉が分かる、という方もいるかもしれません。


 我が家の元気ハツラツなサビ猫・あんずは、たいてい“おしゃべり”で意思表示をします。


 まず朝は、寝室の前で「ニャーニャー」大騒ぎ。私が起きる様子がなければ騒ぎません。私が目覚めて、布団でまどろんでいると、ドアの外でその“気配”を感じ、すっ飛んで来て「目覚めたなら、さっさとこっちに出て来んか~い!」とばかりに、騒ぎ出すのです。


 物音を立てないように細心の注意を払っても、“気配”は消せないようです。


 あんずのおかげで、二度寝知らずの日々が続いています。土日も、前日少し遅く寝た日も、決して二度寝しません。本当にありがとう、規則正しい毎日はあんずのおかげだよ……。


 そして、遊びも“おしゃべり”で要求してきます。


 あんずの年齢は6歳で、人間の年齢に換算すると、40歳。いつの間にか私と同世代となり、落ち着いた大人になったはずですが、まるで永遠の小学生のように「遊びたい」欲求が落ち着くことはありません。これが、最近のちょっとした困りごとになっています。


「遊びたい=元気の証」なので、非常に良いことです。私もずっとあんずと遊びたいです。しかし、遊びたいという欲求を、鳴いて騒いで満たそうとするので、それに付き合っていたら、ワガママになってしまったように思うのです。


 昼間はほぼ要求することはありませんが、たいてい人間が夕食を食べているときに「遊びたいなぁ~」という雰囲気を出し始めます。


 こちらを見つめながら、「ニャー」とひと鳴き。「私がまだ食べてる途中でしょうが~」と、某有名ドラマっぽく言うと、「確かに」とばかりに、諦めて傍らに座ります。(このくだりを、飽きもせず毎日やっています)


 そして食べ終わるのを待ち、最後のひとくちを口に入れると「ニャア!!」と大きく鳴き始めます。


 こちらが食べ終わってしまうと、誰もあんずを止められない。「ニャアニャア」と、元気よく鳴き続けます。おもちゃが置いてある棚の前で鳴いたり、寄り添って耳元で鳴いたり、歩きながら鳴いたり、バリエーション豊か。二度寝に続き、食後の休憩も許されません。


 “人が食べ終わるのを待つことができる”、それだけでも、評価すべきなのかもしれませんが……。


「せめて、片付けさせて~」と、流しに食器を置きに行く間もついてきて、「ニャアニャア」遊びのおねだり。


 そして私がおもちゃを取りに行き、遊びがスタートします。


 最初は調子よく遊ぶのですが、徐々に飽きてきて、ダラダラし始めるあんず。こちらがおもちゃを振り続けても、ぼーっと見ていたり、どこかに隠れてしまったり、集中力が続きません。


 私も集中力のなさでは誰にも負けない自信がありますが、そんなところは飼い主に似なくてもいいのに……。


 あんずが飽きたら、遊びは終了です。ちなみにもう1匹の猫モモは、遊びの要求をすることは一切なく、あんずが遊んでいるとき、2~3日に1度くらい、気が向いたときのみ遊びます。


 あんずはこれまで、思いっきり遊べば満足していたのですが、最近は遊んだ1時間後くらいに再び遊びの要求をしてきます。しかも、ほぼ毎日。


 最初は付き合っていたものの、はたと考えました。


 運動のためにも遊ぶのは悪いことじゃないけど、鳴いて騒いだら、何でも要求が通ると思ってやしないだろうか。それって、教育上どうなんだろう……。え、教育? 猫に教育って必要なの……?……。


 何かで「人の子どもと同じで、鳴いて要求を聞くのは良くない」と読んだことがあるような……。


 悩みながらも、あんずの要求通りに遊びに付き合っていたら、最初の遊びで全力を出さなかったり(どうせ2度目も遊ぶから)、それほど遊びたくないのに鳴いたり、食事の終了を待てずに鳴いたりするようになってきました。


 あれ、いい子だったのに、ワガママになっているような……。これは私の責任なのか?


 長くなったので、次回に続きます。


(ヤスダユキコ)

sippo
sippo編集部が独自取材した記事など、オリジナルの記事です。

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猫アレルギーですけど
普通の家で飼われている猫「あんず」と「モモ」。飼い主の主婦が、2匹との生活や発見をユニークな視点で切り取る人気連載です。
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