愛犬のおやつは、蕎麦打ちオカンがこねる自家製クッキー

焼き上がったら、お楽しみの味見タイム
焼き上がったら、お楽しみの味見タイム

 みなさん、ワンコのおやつってどうしてますか?


 ジャーキーやクッキー、歯磨きガムとかが定番かな。最近はやってる? のがヒマラヤンチーズ、通称「ヒマチー」。ヒマラヤ山脈の高地のヤギと牛のミルクで作られたチーズを乾燥熟成させて硬くしたもので、ワンコ用のガムみたいに噛んで楽しむのだそう。インスタなどには夢中でガジガジしてるワンコたちの画像や映像がたくさん上がっていて、ちょっとしたヒマチー祭り。うーん、気になる。


(末尾に写真特集があります)


 わが家のワンコおやつは、以前紹介したプレーンヨーグルトと、もう一つ、オカンお手製クッキーです。ごはんを手作りに切り替えたときに、「おやつも手作りせんとなー」と焼き始めました。


 本やネットにはワンコ用のレシピもあったけれど、幼いころのぷりはおなかが弱く、使える食材が限られていました。そこで、獣医さんからOKが出ていた食材を組み合わせ、ぷりぷり用オリジナルレシピを我流で考案。


 材料は、米粉、小麦ふすまを粉末状にしたもの、ふかしたカボチャ、卵黄。フードプロセッサーですべてを混ぜて生地を作ります。カボチャの種類によって水分の量が違うので、ボソボソになってしまったときはヨーグルトで生地の状態を調節します。


 そのあと手でコネコネ。40ン年の人生、お菓子作りなんてほぼ縁なく過ごしてきた低女子力のオカンですが、以前そば打ちにハマっていたことがあり(定年後のオッサンか)、そのとき身につけた「菊練り」というやり方で生地をまとめていきます。


 まさかそば打ちがクッキー作りに生きるとは。人生ムダな経験ってないなー。


 2時間ほど冷蔵庫で休ませまたら、めん棒で伸ばして型抜き。骨の形をした型が定番です。


 鉄板に並べて、オーブンで約20分。オーブンから出し、冷ましたら出来上がり!


 カボチャによって生地の状態が若干変わるので、焼き上がりも作るごとにちょっとずつ違います。カリッとクリスピーなときもあれば、カントリー○ァム的なソフトなときも。ぷりたん、いろんな食感が楽しいでしょ?(言い訳)


 ちなみにこのクッキー、人間が食べてもフツーにうま~い! と自画自賛。実はオカンは甘いものが苦手なのですが(やっぱオッサン笑)、このクッキーは砂糖などで甘く味付けしていないので食べられるんです。


 クリームチーズやカマンベールチーズでも乗せればオツなワインのおつまみに。リッ○パーティーならぬ、ぷりぷりクッキーパーティー♪


「あ、横取りされたワン……」というぷりの白い目にちょっぴり後ろめたさを感じながらも、ご相伴に預かるオカンなのでした。

中津海麻子
フリーライター。「酒とワンコと男と女」をテーマに、ワインや日本酒や食、ペット事情、人物インタビューなど幅広く取材、執筆。JALカード会員誌「AGORA」、同機内誌「SKYWARD」、「ワイン王国」「朝日新聞デジタル &w」「好書好日」などに寄稿。

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この連載について
トイプー「ぷりぷり」の二食昼寝付き
お出かけとおしゃれが大好きな食いしん坊のトイプードル「ぷりぷり」。一緒に暮らすフリーライターの愛情あふれるブログです。
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