港の野良猫、横たわる馬…「JPS展」で女性2人がトップ独占

最高賞の文部科学大臣賞に輝いた土肥美帆さんの「LIFE」(4枚組みの1枚)=日本写真家協会提供
最高賞の文部科学大臣賞に輝いた土肥美帆さんの「LIFE」(4枚組みの1枚)=日本写真家協会提供

 プロ写真家への登竜門とも言われる公募写真展「JPS展」で、滋賀県草津市の女性2人がグランプリと準グランプリを獲得した。2人は「いい写真を撮り続けたい」と受賞を喜んでいる。

 JPS展は、プロの写真家でつくる日本写真家協会の主催。41回目の今回は、一般の部に1882人、6416枚の応募があった。

 最高賞の文部科学大臣賞に輝いたのは、土肥美帆さん(44)の「LIFE」。北海道小樽市の港に暮らす猫たちの姿をとらえた4枚組みの作品だ。街の片隅で、たくましく、堂々と生きる野良猫の姿に魅せられ、猫をテーマに撮影を続けているという土肥さん。受賞作も猫たちの警戒心が解けるまで何度も港に通い、粘り強くカメラを構えたという。「(受賞に)びっくりしている。これからも猫たちの生きる姿を撮り続けたい」と話す。

 準グランプリにあたる東京都知事賞には、常石由美子さん(66)の「生気躍動」が選ばれた。ごろんと横になった馬の姿をとらえたダイナミックな1枚だ。

東京都知事賞を受賞した常石由美子さんの「生気躍動」=日本写真家協会提供
東京都知事賞を受賞した常石由美子さんの「生気躍動」=日本写真家協会提供

 被写体に選んだのは、次男の勝義さん(39)の愛馬。日本中央競馬会(JRA)の騎手として活躍した勝義さんは、落馬事故の影響で引退し、今は2020年の東京パラリンピックを目指して、障害者馬術競技の練習に打ち込んでいる。

 馬に乗る勝義さんの姿勢をチェックし、練習に役立てようと、3年ほど前にカメラを始めたという常石さん。「パラリンピックの表彰台に上がる息子の姿を撮りたい」と夢を語った。

賞状を手に笑顔を見せる土肥美帆さん(左)と常石由美子さん=草津市役所
賞状を手に笑顔を見せる土肥美帆さん(左)と常石由美子さん=草津市役所

 2人の受賞作は、日本写真家協会のホームページで紹介されている。

(八百板一平)

朝日新聞
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