港の野良猫、横たわる馬…「JPS展」で女性2人がトップ独占
![最高賞の文部科学大臣賞に輝いた土肥美帆さんの「LIFE」(4枚組みの1枚)=日本写真家協会提供](http://p.potaufeu.asahi.com/sippo-c/7395-l/picture/10567640/d6cdc1eaa5b9368e280ae6e178295fe8.jpg)
プロ写真家への登竜門とも言われる公募写真展「JPS展」で、滋賀県草津市の女性2人がグランプリと準グランプリを獲得した。2人は「いい写真を撮り続けたい」と受賞を喜んでいる。
JPS展は、プロの写真家でつくる日本写真家協会の主催。41回目の今回は、一般の部に1882人、6416枚の応募があった。
最高賞の文部科学大臣賞に輝いたのは、土肥美帆さん(44)の「LIFE」。北海道小樽市の港に暮らす猫たちの姿をとらえた4枚組みの作品だ。街の片隅で、たくましく、堂々と生きる野良猫の姿に魅せられ、猫をテーマに撮影を続けているという土肥さん。受賞作も猫たちの警戒心が解けるまで何度も港に通い、粘り強くカメラを構えたという。「(受賞に)びっくりしている。これからも猫たちの生きる姿を撮り続けたい」と話す。
準グランプリにあたる東京都知事賞には、常石由美子さん(66)の「生気躍動」が選ばれた。ごろんと横になった馬の姿をとらえたダイナミックな1枚だ。
![東京都知事賞を受賞した常石由美子さんの「生気躍動」=日本写真家協会提供](http://p.potaufeu.asahi.com/sippo-c/79ab-l/picture/10567642/e6e5b88803e7a8f3ea58cad364f58a09.jpg)
被写体に選んだのは、次男の勝義さん(39)の愛馬。日本中央競馬会(JRA)の騎手として活躍した勝義さんは、落馬事故の影響で引退し、今は2020年の東京パラリンピックを目指して、障害者馬術競技の練習に打ち込んでいる。
馬に乗る勝義さんの姿勢をチェックし、練習に役立てようと、3年ほど前にカメラを始めたという常石さん。「パラリンピックの表彰台に上がる息子の姿を撮りたい」と夢を語った。
![賞状を手に笑顔を見せる土肥美帆さん(左)と常石由美子さん=草津市役所](http://p.potaufeu.asahi.com/sippo-c/991e-l/picture/10567641/b830bd37e61537d85912ba5678a2d122.jpg)
2人の受賞作は、日本写真家協会のホームページで紹介されている。
(八百板一平)
sippoのおすすめ企画
「sippoストーリー」は、みなさまの投稿でつくるコーナーです。飼い主さんだけが知っている、ペットとのとっておきのストーリーを、かわいい写真とともにご紹介します!
Follow Us!
編集部のイチオシ記事を、毎週金曜日に
LINE公式アカウントとメルマガでお届けします。
LINE公式アカウントとメルマガでお届けします。
動物病院検索
全国に約9300ある動物病院の基礎データに加え、sippoの独自調査で回答があった約1400病院の診療実績、料金など詳細なデータを無料で検索・閲覧できます。