警察犬アイル号、徘徊高齢者を5分で発見 ご褒美はペットフード
警察犬アイル号(メス、3歳)が、外出したまま戻らない高齢者を捜しだし、川崎臨港署で25日、一緒に働く神奈川県警鑑識課太田豊警部補(42)とともに、感謝状と褒美のペットフードを授与された。
署によると、21日午後6時半ごろ、川崎市川崎区の80代女性から「91歳の夫が買い物に行くと言って午後4時ごろに外出し、帰らない」と捜索願が出された。
アイル号は、男性の靴下のにおいを記憶。女性方を出てすぐに男性の存在を嗅ぎつけ、捜索開始から5分後、約120メートル離れた路上で、自転車を押して歩いている男性を発見した。太田警部補は「夜間で人通りも少なく、においと人の気配をすぐに察知したようだ」と話す。
高齢化が進み、県内では徘徊(はいかい)が増加傾向にあり昨年は65歳以上の行方不明者が927人に上った。このうち認知症とみられる人は528人だった。
(古田寛也)
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