猫のストーカー行為はエスカレートする? ママを探してお風呂場まで追いかける

洗面所に忍び込むジャッキー

 我が家の愛猫「ジャッキー」のストーカー行為がエスカレートしている。トイレの扉を開ける程度は序の口。とうとうお風呂場まで行くようになった。

(末尾に写真特集があります)

どこまででも追いかける!

 ママ(妻)が大好きなジャッキー。

 妻の姿が見当たらないと探すのだが、前は廊下と居間の間の扉を開けて探して、洗濯場にいないと、トイレの扉を開ける程度だった。

 しかし、最近はついにお風呂の扉まで開けるようになったのだ。

 お風呂の扉は部屋の扉と違い、ゴムのパッキングがあり、なおかつ、年季も入っているため開けづらいし、少しコツがいる。その扉も会いたさゆえに、ジャッキーは開けてしまうのだ。

 扉を開けて、ママがいる!と確認すると安心するのか、中に入ってくるわけでもなく、扉の外でただ待っている。

「ママー」と風呂場まで追いかけるジャッキー

 まさかお風呂の扉まで開けられると思っていなかった妻は、急に開けられたのにびっくりして「変態、やめてよ!」と、どうやら僕と間違えたらしい。

 しかし、そこに立っていたのには、目に入れても痛くない愛息・ジャッキー。怒っていた顔から思わず笑みがあふれ、しかも、妻はお風呂の扉(半透明)にシャワーのお湯を左右に動かして当て、猫じゃらしの要領で遊んでいる。

磨りガラスの向こうにはジャッキーの影が!

 何をされても妻にとっては可愛いジャッキー。いいよなぁ。

 変態呼ばわりされた僕って……。

妻のベッドでくつろぐジャッキーときなこ

「きなこ」にはスリスリされるのだが…

 僕はどちらかというと、きなこにストーカーされている。リビングに入っていくと、「食事をくれる人が来た」とばかりに、猛烈なスリスリ攻撃! 

 いつも食べ過ぎて戻してしまうので、なるべく「定時」までは、あげないようにしている。それでも、あまりに激しいスリスリ攻撃に、やむなく食事をあげることもある。

 妻とジャッキーとの関係と違うのは、僕は、きなこから単に「食事をくれる人」と思われている点だ。なんか寂しいけど、それでも無視されるよりはいいかな、と自分に言い聞かせている。

ジャッキーをくんくんするきなこ

【前の回】寝る準備バッチリだニャ 妻と愛猫たちのナイトルーティーン

佐藤陽
1967年生まれ。91年朝日新聞社入社。大分支局、生活部、横浜総局などを経て、文化部(be編集部)記者。医療・介護問題に関心があり、超高齢化の現場を歩き続けてまとめた著書『日本で老いて死ぬということ』(朝日新聞出版)がある。近著は、様々な看取りのケースを取り上げた『看取りのプロに学ぶ 幸せな逝き方』(朝日新聞出版)。妻と娘2人、オス猫2匹と暮らす。妻はK-POPにハマり、看護師と大学生の娘たちも反抗期。慕ってくれるのは猫の「ジャッキー」と「きなこ」だけ。そんな日々を綴ります。

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この連載について
日だまり猫通信
イケメンのオス猫2匹と妻子と暮らす朝日新聞の佐藤陽記者が、猫好き一家の歴史をふりかえりながら、日々のできごとをつづります。
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