妻のベッドの上でラブラブ
妻のベッドの上でラブラブ

寝る準備バッチリだニャ 妻と愛猫たちのナイトルーティーン

 以前、愛猫のジャッキーときなこが、昼間は娘たちの部屋で過ごし、夜は妻のふとんで寝ると書いたのだが、寝る時についてもう少しくわしく紹介しよう。

(末尾に写真特集があります)

おなかがすいて寝られないんだニャ

 妻が寝る前に歯を磨くと、2匹は「そろそろ寝るんだな」とわかるらしい。そろってキッチンにやってくる。それは夜食のカリカリを食べにだ。

 夜食をあげる習慣がなかったが、夜中の2~3時になると、きなこがおなか空いたとニャーニャー鳴く。ジャッキーもそれに呼応して食器のまわりをウロウロする。妻は必ず起こされるのだ。

 しばらく無視していても、きなこは食器の前に座り込み、低い声で鳴き続ける。さすがに連日の寝不足に根負けした。猫は元々夜行性だから仕方がない。

 その防止策に夕食分を減らして、夜食分に回し、寝る直前に食べさせることにした。その結果、夜鳴きはなくなり、快眠生活に戻ったそうだ。

「あ~のど渇いたニャ」

妻の寝室での猫たちは…

 夜食を食べ終わると、お母さん(妻)も歯磨きが終わり、「寝る準備バッチリだニャー」と言わんばかり、ジャッキーが妻の前を歩き、寝室へ誘導する。

「俺、おなか満たされて満足だニャ」と、きなこは先にふとんで仰向けにひっくり返って寝ている。マイペースなきなこらしい。

 最近、妻はベッドで寝ているのだが、ジャッキーが部屋へ誘導したあと、ベッドに飛び乗って、妻の横をキープ、きなこが足元に寝る。

妻のベッドで寝るジャッキーときなこ

 しかし、しばらくして妻が寝てしまうと、ジャッキーはベッドの下に移動して寝るらしい。妻が寝入るまで横で見届けるなんて、なんて男前なジャッキーなんだ!

 そしてきなこは、眠りの浅い時に、赤ちゃんの時を思い出しているのか、お母さんのおっぱいでも吸っているように「チュパチュパチュパ」と音を立てて口を動かしているそうだ。

 妻は「赤ちゃんみたいで、食べちゃいたいくらい可愛い!って思うけれど、冷静に考えると猫の6歳って人間の40歳なんだよね」と。

 やっぱり微妙らしい。

「ご主人様、温めておきましたニャ~」

【前の回】食いしん坊の愛猫たちが「セルフサービス」を習得 扉を開けるのはお手の物

佐藤陽
1967年生まれ。91年朝日新聞社入社。大分支局、生活部、横浜総局などを経て、文化部(be編集部)記者。医療・介護問題に関心があり、超高齢化の現場を歩き続けてまとめた著書『日本で老いて死ぬということ』(朝日新聞出版)がある。近著は、様々な看取りのケースを取り上げた『看取りのプロに学ぶ 幸せな逝き方』(朝日新聞出版)。妻と娘2人、オス猫2匹と暮らす。妻はK-POPにハマり、看護師と大学生の娘たちも反抗期。慕ってくれるのは猫の「ジャッキー」と「きなこ」だけ。そんな日々を綴ります。

sippoのおすすめ企画

sippoの投稿企画リニューアル! あなたとペットのストーリー教えてください

「sippoストーリー」は、みなさまの投稿でつくるコーナーです。飼い主さんだけが知っている、ペットとのとっておきのストーリーを、かわいい写真とともにご紹介します!

この連載について
日だまり猫通信
イケメンのオス猫2匹と妻子と暮らす朝日新聞の佐藤陽記者が、猫好き一家の歴史をふりかえりながら、日々のできごとをつづります。
Follow Us!
編集部のイチオシ記事を、毎週金曜日に
LINE公式アカウントとメルマガでお届けします。


動物病院検索

全国に約9300ある動物病院の基礎データに加え、sippoの独自調査で回答があった約1400病院の診療実績、料金など詳細なデータを無料で検索・閲覧できます。