昼間は「別宅」で過ごし、夜は「本宅」で 2匹の愛猫がいちばん好きなのは…
我が家の愛猫のジャッキーときなこは、神出鬼没である。でも、だいたいの規則性はある。昼間は「別宅」で過ごし、夜寝るときは「本宅」に戻ってくる。さて、その別宅とは??
ジャッキーは、妻に絶対的な信頼を置き、そして大好きだ。きっと道端で拾ってもらった恩を忘れないのだろう。妻の行くところはどこへでも追いかけて行く。トイレに入っていると、前にも書いたことがあるが、ドアノブを上手に開け「ニャー」と甘えつつ、中に妻がいることを確認する。その度に「トイレぐらいゆっくり入らせて~」と妻の嘆きが聞こえてくる。
一方のきなこは、妻が動くと食事をもらえるのかと思い、食器の前に急行する。そしてもらえるまで座り込みを続ける。“食べるの大好き”きなこの真骨頂である。
さて、そんな2人には、何と「別宅」があるのだ! 何を隠そう娘2人の部屋だ。2匹とも、昼間は、別宅にいることが多い。二段ベッドの上下に分かれて、くつろぐ。2匹は、ただひたすら寝ていることが多い。
その部屋はマンションの廊下側のため、時には窓際に座り、通る人や遠くを眺めている。娘の帰宅時に窓際に2匹がいようものなら、娘たちは大騒ぎ。「おーい! ジャッキー、きなこ、すごく会いたかったよー」
娘の部屋の向かいに僕の部屋があるが、こちらにはあんまり来てくれない。おじさんには興味はないらしい。寂しい限りである。
でも、夜寝る時は必ず妻の寝室だ。枕元にきなこ、足元にはジャッキー。その位置が入れ替わることはない。妻は寝る前に、2匹に顔を埋める「猫吸い」をして幸福感を得てから寝るそうだ。なんともうらやましい。残りの3人はいつかその地位を奪ってみせると、ひそかにたくらんでいるのだが、きっと無理だろう。
朝起きた後も、特にきなこは、ずっと妻のふとんで寝ている。そのためふとんをたためずにいる。どかすわけにもいかず、そのままにしている。そのたびに妻は「早く別宅に行かないかなあ」と心の中で思うのである。
sippoのおすすめ企画
「sippoストーリー」は、みなさまの投稿でつくるコーナーです。飼い主さんだけが知っている、ペットとのとっておきのストーリーを、かわいい写真とともにご紹介します!
LINE公式アカウントとメルマガでお届けします。