なぜか弟猫きなこの態度が大きい 遠慮がちな兄猫ジャッキーがとうとうキレた?
兄猫ジャッキーと弟猫のきなこの力関係は、微妙である。年齢は1歳ジャッキーが上なのだが、態度は、きなこの方が大きい。日常の風景で、その様子を切り取ると――。
まず、食事である。きなこが食事をとっているときは、ジャッキーは遠慮がちに見て、食事に近づかない。一通りきなこが食べ終えると、そそくさと食事の方に行き、食べ始める。「なんで、そんなに遠慮するのだろう」と見ていて、いじらしい。
キャットタワーでの位置取りもそうである。一番上の「ハウス」にジャッキーが入っていると、きなこが無理やり入って、追い出す。ジャッキーも怒ればいいものを……。黙って追い出されてしまう。娘たちも「ジャッキー、怒りなよ!」と応援するのだが、下に降りてしまう。あらあら……。
いつからこうなったのだろう? はっきりした記憶はないのだが、いつのころからか、きなこが優勢になってしまったようだ。先住猫のソマは、ジャッキーにやられていたのだが……。
でも、きなこは、ジャッキーがいなければ、「別宅」(娘たちの部屋)には行けない。ジャッキーは、飛び乗ってドアノブを開けられるが、きなこは、その技をできないからだ。ドアの前で、ニャーニャー鳴くしかできないのである。すると、ジャッキーがさっそうとやってきて、扉を開けてあげるのである。あー、なんという兄弟愛!
しかしさすがのジャッキーも、きなこへのうっぷんがたまったのか、先日こんなことがあった。きなこの体に大きな傷ができていたのだ。これはおそらく、ジャッキーとの闘いで、ついたものだろう。ついに、ジャッキーもきなこに「キレた」のか……。
でも、概して2人は仲がいい。普段は、お互いをペロペロなめ、抱き合っている。ジャッキーも「大きな愛」で、きなこのことを見ているのだろう。
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