犬のおやつ、どうしてますか? 愛犬「福」は大好物の「鹿の骨」で歯がピカピカに!
月刊誌『天然生活』『ESSE』で編集長をつとめ、数多くのヒット書籍をつくり続けている編集者の小林孝延さんこと「とーさん」は、困り顔の元保護犬「福」と元野良猫の「トモ」「モエ」と暮らしています。今回は、愛犬のおやつについてです。
愛犬のおやつ、どうしてる?
今回は犬のおやつ問題について。
みなさんは愛犬のおやつ、どんなものをあげてますか?
ショップに行けばありとあらゆる種類のフードが山のように並んでいます。どれも工夫を凝らし、犬たちが喜ぶ素材をふんだんに使用したものばかり。
でも、なんだか、市販のおやつをあげるのってちょっと抵抗があるのです。これってとーさんだけでしょうか? 最近では安心安全に十分配慮したおやつもずいぶん増えてきましたけど、やっぱりちょっとお高いですしね……。
釣った魚やエゾジカの肉をおやつに
とーさんの家では以前から、ささみや、釣った魚(サーモンとかマグロとか)を干してジャーキーにして与えたり、北海道で暮らしている先輩にお願いして、ヒューマングレード(人間が食べても大丈夫なレベルということ)のエゾシカの肉を送ってもらってそれを干し肉にしたり、肉を外した骨をゆでて与えたりしています。
エゾシカに関しては、犬によってはおなかを壊しやすいという話を耳にすることありますが、先輩によれば脂の部分を極力のぞいてやることで、ずいぶん解消されるようになるそうです(福はぜんぜん大丈夫です)。干し肉は湿度が高い時に作ると、カビが生えやすいのでこれから秋が深くなってくるタイミングで作るのがベスト。
作り方はこれが正しいのかはわかりませんが、とーさんのやり方は、スライスした鹿肉をオーブンにいれて一番低温にしてふたをあけたまま加熱します。ときどき様子をみながら1~2時間(スライスした肉の厚みで異なる)。肉が乾いてきたらあとは自然乾燥に切り替える、というのがこれまでのやり方でした。
100円ショップで売ってる干しカゴにいれてつるして風にあてるのですが、この工程でカビが生えたりして失敗しちゃうんですよね。なので最近は風乾せずオーブンから出した肉を冷ましたら、脱水シートに包んでさらにラップでぴっちりと密封、そのまま冷蔵庫で乾燥させています。マグロやサーモンも同様です。脱水シートってほんとすごいんですよ。肉を生のまま包んでおけば、水分がどんどん抜けて生ハムのようになります(週に2回ほど脱水シートは取り替える必要あり)。もうこれは魔法のようです(ちなみにプロのみなさんは食品用の乾燥機で乾かすそうです)。いずれの場合も自作の場合はできるだけ早く食べ切る方がよいと思います。
福の歯がピカピカに
もうひとつ、僕が最近与えていてすごいなあと思っているのは「鹿の骨」です。鹿の骨は福の大好物で、これを食べている時だけはたとえ大好きな娘であっても手を出そうすると、ガウガウと攻撃してきます(とーさんには絶対にしません。どんな状況下でも絶対にやらない。たぶん娘は福にとって姉妹みたいな存在なのかなと勝手に思い込んでおります)。
定期的に鹿の骨を与えるようになってから、福の歯がおどろくほどきれいになりました。そんなにまめに歯磨きしているわけではないのに、歯の黄ばみがすっかり取れてピカピカなのです。ただ、骨はかたいので気をつけないと歯が折れたりかけたり損傷する可能性があるので注意が必要です。様子を見ながら、ほどほどに。
さて、話変わって今、とーさんは10月11日に発売する「天然生活 保護犬と暮らすということ」という本を製作中です。こちらの中ではこの本の発起人のひとりで自身も保護犬ハルちゃんを飼っている、料理家のなかしましほさんが、手作り犬のおやつ特集を担当しています。すごく簡単でだれでもつくれるフルーツや鶏肉のチップスは福も大好物!ぜひトライしてみてくださいませ。
◆小林さんが発行人を務める月刊誌『天然生活』のサイトはこちら
(次回は10月16日に公開予定です)
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