林遣都さんたちが犬や猫を連れて登壇！　映画『犬部！』完成披露イベント

山崎伸子

2021/07/06

　片野ゆか著「北里大学獣医学部犬部！」を原案にした映画『犬部！』（７月22日公開）の完成披露イベントが、７月３日にＴＯＨＯシネマズ　六本木ヒルズで開催。主演の林遣都さん、中川大志さん、大原櫻子さん、浅香航大さんら主要キャストが、犬や猫たちを引き連れて登場し、会場を沸かせました。

（末尾に写真特集があります）

　林さんと中川さんは、実際に劇中でバディを組んだミックス犬のちえと柴犬のきぃを、浅香さんはポスターでインパクトを放つサモエドのサモンを、大原さんは猫代表としてミヌエットのミッツを抱っこして完成披露の壇上に登場しました。

　林さんは、少し興奮して動き回るちえに「俺のほうが緊張してるから大丈夫だよ」と優しくなでたあとで「撮影は去年の暑い時期でしたが、動物たちは難しいシーンにしっかりと応えてくれたし、すてきで愛くるしい心揺さぶられる表情を見せてくれました」と動物たちをねぎらいました。

　中川さんが連れてきたきぃは、マイクを向けると「ワン！」とあいさつ。さらに、林さんが「あれ、できるかな？」と、中川さんに何かをリクエスト。早速、中川さんがきぃに合図を出すと、きぃは中川さんを目掛けてハイジャンプし、拍手を浴びました。

　中川さんは「僕自身、動物たちとここまでがっつり共演するのは初めてだったので、一緒に芝居を作っていくのが楽しみだったし、犬たちがたくさんの奇跡を起こしてくれました」と感激したとか。

　大原さんは「この映画に出合い、犬猫ちゃんたちとの向き合い方をすごく考えさせられました。動物たちの芝居がうまくいかない時は、『頑張って！』と願いながらテイクを重ねました」と言ってミッツに優しい目線を向けました。

　浅香さんも「犬たちは常に同じことをやれるわけではないので、毎回新しい風を吹かせてくれました。ＮＧや失敗をしても笑顔になれるし、撮影は本当に楽しかったです」とうれしそうでした。

　北里大学獣医学部に実在したサークル「犬部」について描いた本作で、林さんが演じた花井颯太のモデルは、今も現役の太田快作獣医師です。

　林さんは「素晴らしい活動をしてきた方々の物語なので、責任を持ってやらねばと覚悟を決めました」と気合十分に臨んだ様子。

　さらに「今までは可愛がることしか意識してなかったけれど、動物との接し方も教えてもらいました。撮影後には、動物たちから与えられているものの方が多いことを強く感じました」と動物たちに感謝しました。

　最後に篠原監督は「青春映画でもあるので、生き生きとした若者たちの姿も楽しんで」と、浅香さんは「心温まるハートフルな物語」と、大原さんは「劇中での私は猫担当。猫バカぶりがあふれていたらうれしいです」と、中川さんは「映画では猫ちゃんワンちゃんが可愛いかもしれないけれど、僕たちのことも見てください」とユーモラスなメッセージを贈りました。

　林さんは「自分を犠牲にして、誰かのために信念を持って突き進む人たちの姿はカッコいいです。くたびれがちな日々が続きますが、この映画で、大切な人や自然に目を向けると気持ちもふわっと軽くなるんじゃないかと。『犬部！』よろしくお願いします」と力強く締めくくりました。