猫にほぐしほぐされ 不安を無理に解決するより、心をほぐすことが大切とくまおに学ぶ

足を開いて座る猫「くまお」
木彫り熊とくまお

 ここのところ、ずっとモヤモヤ〜っとした不安な気持ちで過ごしていたくまお母です。

 今はちょっと検索するといろんなニュースや情報が次々とびこんできて、悲観的な意見、逆に楽観的な意見、過激な意見だったりと「何が本当なの?」と、それを追うことで気持ちがシーソーのように傾いては上がったりを繰り返す日々。

(末尾に写真特集があります)

 そんな飼い主の心模様をくまおは敏感に感じ取っていて、私が真剣にPCを見て勉強しているときは一緒にソファーで付き合ってくれますが、ネットで検索をしているときは一定の距離を置いて飼い主を観察していました。 

香箱を組む猫「くまお」
香箱を組んで、リラックスモードのくまお

 検索しているときのわたしの背中からは、なにかドス黒い負のオーラ、もしくはドドメ色のモヤモヤした臭気のようなものを発してしまっていたのかもしれません。

 ネコと暮らしてみて感じるのは、彼らはとても敏感に飼い主の心模様を読み取っているな……と。きっとしかめっ面してPCを見ていたんですね。

 これではいけない……とくまおをなでに行くと自然と心が落ち着きます。

なでられる猫「くまお」
こころ落ち着く、くまタイム

不安なことは自然な反応と受け入れて、気持ちをほぐす

 この不安定な状況を乗り越えるために、「起こったことの原因は何なのか?」と考えても、今はきっと、正解はだれにもわかりません。

 今できることは自分の中の不安な気持ちが何からきているのかを考えて、心配ごとや不安を無理に解決するのではなく、固くなった心を「ほぐす」作業が必要なのかもしれません。

 不安な気持ちのまま将来のことを考えてみても、いい考えにはたどり着かず、ネガティブになりがちです。また、これから先のことを予想して感じる不安や緊張のような「予期グリーフ」も高めていることに気づきました。

「不安なこと」や自分の中で「なにか違うな」と思ったときには、自然なグリーフの反応なのだと素直に受け入れて、硬くなった気持ちをほぐすことで、次にやるべきことが見えてくるようです。

 そして、私がほぐれると、くまおもクタクタのぬいぐるみのようにほぐれていくのが、とても不思議です。

 まずは自分の考え方の癖である、だれかのせいにしたくなる「他責」を封印して、これから自分がやるべきことだけに集中できる環境を作ることが大切なときなんだな、とくまおに教えられました。

灰白猫「くまお」と白黒猫「こぐま」
原稿書きを応援してくれている?くまくま

ヒトもどうぶつもケアしあっていると、コロナ禍で実感

 この原稿を書くのは締切がとっくに過ぎた日の今、書いております。コロナ禍で、自分の気持ちに不安(グリーフ)を抱えているのにグリーフケアの原稿なんて書けない…と、言い訳して書けずにおりましたが…書けない理由はコロナのせいではなく自分のせいでした(笑)。

 コロナにもごめんなさい。
「自責」ということばを胸にしっかり刻みたいとおもいます。

  どうぶつにはコロナが不安とか、経済が先行き不透明で、という理由は一切通じません。いつも日中は家にいない飼い主がなぜ家にいてくれるのか? 分からないけど、一緒にいてくれると、ただうれしい!と純粋に思ってくれています。

  大好きな飼い主さんが見えない不安に押しつぶされそうになっていたら、イヌやネコも同じ感情を共有し、不安が募り、病気の症状が出やすくなったり、いつもはしない行動をとったりしていることもあるかもしれません。飼い主の不安はどうぶつにも伝染し、彼らにとっての大きなグリーフとなってしまいます。

 ネコをほぐし、自分もほぐし、近くにいる人の緊張もほぐすことができると、変な倦怠感もほどけていくようです。

 こころのエネルギーを使ってしまうときだからこそ、ほぐし合って充電が必要なんだよ、とくまおが言っているようです。

「グリーフケアはヒトやどうぶつが亡くなったときだけでなく、一緒に暮らしている時からのケアが大切」という、動物医療のグリーフケアを提唱されている阿部美奈子先生の考えを、コロナ禍でより実感することになりました。ヒトもどうぶつもケアしあっているのですね。

変顔で指のニオイをかぐ猫「くまお」
この顔みていると、自然と口元もゆるみます

 次回は最大のピンチがやってきたくまお家の「ネコとの引っ越し」について書きたいと思います。ネコにとっての大きなグリーフにもなると言われている引っ越しを無事に終えることができるのか?

 来月の更新時には無事に終えているハズの、わが家で行った対策など共にお伝えしていけたらと思います。

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鎌田里苗
すべてのイヌやネコが幸せに暮らせるように、と「一般社団法人くまお」 を設立。各地でイベントを開催し、保護猫の魅力について発信。2018年12月、猫も世界の一員「ネコもSDGs」プロジェクトを立ち上げた。くまおオフィシャルサイト http://kumao.co/ くまおインスタグラム @kumaokamako

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この特集について
くまおと始めるグリーフケア
死別の悲嘆を緩和する動物医療のグリーフケア。人気猫くまおの飼い主「くまお母」が、飼い主の立場から一緒に考えます。
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