捨てられない猫のタオル、爪研ぎ… 愛着があるのは猫?飼い主?

 年末が近づき、大掃除の季節がやってきました。猫に関するものも、片付けたい気持ちになってきます。

 猫と暮らしていると、猫が長年使っていたものを捨てる必要性に迫られることがありますが、かなり古くなるまで使いがちではありませんか? 猫って、さも愛着がありそうに、ボロボロのものを満足気に(?)大切に(??)使ってくれるように見えるので、飼い主としては捨てづらいのです。

ものにこだわりがある? あんず
ものにこだわりがある? あんず

保護当時から使っていたボロボロのタオル

 2匹の猫らが我が家に来て、最初に捨てにくかったものは、使い古したタオルでした。子猫時代に捨てられていたモモが、瀕死の状態のところを救ってくれた保護主さんが持たせてくれたものでした。保護主さんが「きっとこのタオルと一緒の方が安心すると思う」と、持ってきてくれたのです。

 モモが我が家に来た当初は、そのタオルと一緒だと安心するどころか、とにかく隠れたい気持ちが強かったようで、テレビの裏や家具の裏側がモモの居場所でした。

 そのタオルが敷かれた猫ベッドで寝るようになったのは、我が家に来てからしばらく経ってからだったので、もともと愛着があったのか、たまたまベッドに敷いてあるから寝ているだけなのか、もはや分からなくなっていました。

 その後、タオルがボロボロになっても、なんとなく洗うことすらできませんでしたが、次第にモモは色々な場所でくつろぐようになり、タオルを気にしている様子は見られず、何度か洗って使いましたが、思い切って捨てました。

 この場合は、モモに愛着があったというより、飼い主が気にしすぎて捨てられなかったケースかもしれません。

爪をとぐモモ。躍動しています
爪をとぐモモ。躍動しています

ヤシの木のようにボロボロになった爪とぎ

 そして、最近捨てたのが、猫の爪とぎです。

 もう7年くらい使っていたものでした。それとは別に、さらに古い爪とぎもありますが、爪をとぐ部分を取り換えられるので、一生使えるものです。

 一方、先日捨てた爪とぎは、ここ2年くらいはボロボロのヤシの木のような状態でした。

 高さが1mくらいで、直径10cmくらいの円柱に、縄がぐるぐる巻きになっていて自立するもので、特にサビ猫のあんずが飛びついて遊んでいました。

 頂上の広さは猫がちょこんと座るのにも丁度良く、あんずがよく登っていました。(血眼になって写真を探しましたが、1枚もありませんでした……)

 モモは怖がって登ることはありませんでしたが、後ろ足で立ったまま、前足の爪がとげるところが気に入ったのか、よく爪をといでいました。やはり毎日使っていると、縄の部分がボロボロになってしまいます。

ボロボロのヤシの木みたいになった爪とぎ
ボロボロのヤシの木みたいになった爪とぎ

 古くなったな、という頃までは、猫が爪とぎをした後だけ、縄のくずが出てきたので、それを片付ければ良かったのですが、次第に誰も触っていないのにボロボロと縄が崩れてきて、ここ2年くらいは、存在するだけでごみくずを大量に生産していたのです。

 かなり捨てたい気持ちになってから1年経過……。それでも、楽しそうに遊ぶ猫たち。

ストレスの限界に

 しかし、日々掃除機が爪とぎの縄のくずだけで埋まるようになってきて、もう私のストレスの限界が来てしまい、粗大ごみに出すことになりました……。

 ごめんよ。特にあんず……。

こたつ登場までお気に入りだった座椅子
こたつ登場までお気に入りだった座椅子

 以前、デラックスな猫タワーを捨てた時は、タワーがあったところで鳴いて抗議していたあんずでしたが、爪とぎのときは気にする素振りはなく、別の爪とぎでといでいました。

 こんなにあっさりしているなら、さっさと捨てて、新調すれば良かったのか……。でも、あんずもふと「あの爪とぎがないな……」と思っている可能性だってあります。

 猫のためのものって、捨てどきを判断するのが難しいです。猫が「もう、これいらない」「こんなのが欲しい」など言ってくれればなぁ……。

(ヤスダユキ)

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猫アレルギーですけど
普通の家で飼われている猫「あんず」と「モモ」。飼い主の主婦が、2匹との生活や発見をユニークな視点で切り取る人気連載です。
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